ソアーヴェ・スペリオーレ DOCG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 15:38 UTC 版)
「ソアーヴェ (ワイン)」の記事における「ソアーヴェ・スペリオーレ DOCG」の解説
現行のソアーヴェ・スペリオーレ DOCG (Soave Superiore DOCG) の規定では、使用するブドウのうちガルガーネガの比率は70%以上でなくてはならず、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェおよびシャルドネは単独もしくは合わせて残りの最大30%分に使用することができる。また、その他のアロマティックでない地元産白ブドウ品種は合計で最大5%まで使用が認められている。ブドウの最大収量は1ヘクタールあたり10トンに制限され、ワインの最低アルコール度数は12%と定められている。また、出荷までに5カ月以上の熟成期間を要する(収穫年の翌年4月1日解禁)。 ソアーヴェ・スペリオーレ DOCGのワインはほとんどがクラッシコ地区内で生産されているものの、クラッシコ地区以外の丘陵地にあるブドウ畑も同D.O.C.G.には含まれており、後者にはソアーヴェ・コッリ・スカリージェリ DOCGの呼称が用いられる。この呼称は、13世紀から14世紀にかけてヴェローナの一帯を治めていたスカーラ家(イタリア語版)(通称スカリージェリ (伊: Scaligeri) )にちなんで名付けられた。どちらの場合もD.O.C.G.の規定で定められた条件(前述)は同一である。 ソアーヴェ DOCとは異なり、ソアーヴェ・スペリオーレ DOCGにはリゼルヴァの規格が存在する。リゼルヴァの場合、最大収量は1ヘクタールあたり10トン、ワインの最低アルコール度数は12.5%である。また、出荷までに12カ月以上の熟成期間を要する(収穫年の翌年11月1日解禁)。 2001年10月に農林政策省が出した政令により、新規植栽のブドウ樹は1ヘクタールあたり4,000本に制限され、ヴェローナの伝統的な仕立て法であるペルゴラ(L字の支柱に沿わせるように仕立てる)を採用をするよう求められた。
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