セルモーター以外の始動方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 06:48 UTC 版)
「セルモーター」の記事における「セルモーター以外の始動方法」の解説
セルモーターが実用化する以前は人力で回転させてエンジン始動をおこなっていた。自動車の場合は車外からエンジンのクランクシャフトにクランク棒を接続して回していた。現在でも、オートバイや可搬式発電機などのうち、排気量が小さなエンジンでは人力でも始動が比較的容易であることから、重量とコストが増えるセルモーターを採用せずにキックスターターやリコイルスターターを採用している場合がある。また、競技用の自動車やボートなどでは、エンジンの始動時にのみ必要なセルモーターは、走行中の操縦性や運動性に不利な影響を及ぼす重量物として搭載されない場合が多く、人力を用いた始動方法のほか、フォーミュラカーなどでは車体外部からスターターモーターユニットを接続して始動する。クラッチを持たないレーシングカートでは人力や他の車両で押して、車輪からエンジンに伝わるトルク(バックトルク)で始動させる押しがけと呼ばれる方法が用いられる。
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