セイカサノバ

品種登録データベース

セイカサノバ【ｾｲｶｻﾉﾊﾞ】（草花類）

	登録番号	第14451号
	登録年月日	2006年 8月 22日
	農林水産植物の種類	きく
	登録品種の名称及びその読み	セイカサノバ 　よみ：ｾｲｶｻﾉﾊﾞ
	品種登録の有効期限	25 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	有限会社精興園
	品種登録者の住所	広島県福山市新市町大字金丸７８９番地
登録品種の育成をした者の氏名	山手義彦
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、夏系さじ弁咲スプレイギクに秋系さじ弁咲スプレイギクを交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色に淡紫ピンク色の爪斑が入るやや小輪で切花向きの品種である。開花時の草丈、節間長及び茎の太さは中、色は緑である。たく葉の大きさは大、葉の着き方は上向き、葉長はやや長、葉幅やや広、葉の縦横比はやや小、光沢は中、一次欠刻の深さはやや深、基部の形は平、表面の色は中である。花房の形は円錐形、花の数はやや少、舌状花の重ねは一重、管状花のタイプはデイジータイプ、花の大きさはやや小、厚みはやや低、花首の長さはやや短、花たくの形は盛り上がったドーム状である。舌状花の多少は少、向きは斜上、主要な形はさじ弁、花筒部の長さはやや短である。外花弁の長さはやや短、幅はやや狭、花弁先端の形は丸、舌状花表面の色の分布状態は爪白、外花弁の表面の色は濃赤紫（JHS カラーチャート9509）、複色の色は淡紫ピンク（同　 9501）、裏面の色は赤紫（同9214）に淡紫ピンク（同9501）の爪白が入る。花盤の大きさはやや小、未開花部位の色は黄緑、開花した部位の色は黄、中央暗色スポットは無、管状花の花冠の深裂の程度は小である。生態分類型は夏秋、開花の早晩性はやや早である。「セイロゼア」と比較して、たく葉が大きいこと、舌状花の主要な形がさじ弁であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成11年に出願者のほ場（広島県福山市）において、夏系さじ弁咲スプレイギクに秋系さじ弁咲スプレイギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。