スバールバル‐せかいしゅしちょぞうこ〔‐セカイシユシチヨザウコ〕【スバールバル世界種子貯蔵庫】
スヴァールバル世界種子貯蔵庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 01:23 UTC 版)
スヴァールバル世界種子貯蔵庫(スヴァールバルせかいしゅしちょぞうこ、Svalbard Global Seed Vault)は、ノルウェー領スヴァールバル諸島最大の島であるスピッツベルゲン島に位置する種子銀行である。現代版「ノアの箱舟」[1]とも称する。正式名称は「あらゆる危機に耐えうるように設計された終末の日に備える北極種子貯蔵庫」[信頼性要検証][1]。
注釈
- ^ 国連食糧農業機関 (FAO) の下部機関。
- ^ 駐日ノルウェー王国大使館のポータルによると「(前略) 田邊氏は、過去20数年にわたり、野生の稲の自生地保存を提唱し、その作品を通じて訴えてきました。昨年、種子庫プロジェクトの推進に関わってきたGlobal Crops Diversity Trust(世界作物多様性トラスト)が本部を置く国際連合食糧農業機関(FAO、ローマ)に、野生の稲の種子を表現した9mの大作を寄贈しています。(改行)今回種子貯蔵庫に寄贈されるのは、"THE SEED 2009 - MOMI IN SITU CONSERVATION” と名づけられたステンレススチールの長さ1.2m、重さ6kgの鋳造作品です。寄贈作品は種子貯蔵庫の中の壁に飾られ (以下略)」たという[11]。引用文中のFAO本部に寄贈された作品は「MOMI」(籾) [12]。
出典
- ^ a b 人類の終末に備える種子バンク、水没の危機…食糧生産支配で莫大な利益狙う多国籍組織 p2ビジネスジャーナル公式ホームページ
- ^ 『地球最後の日のための種子』2010年8月、[要ページ番号]頁。ISBN 9784163731506。全国書誌番号:21822956。 ベント・スコウマンの伝記と周辺、原タイトル: “The Viking in the wheat field”。
- ^ Bazilchuk 2006, p. 38-39.
- ^ “Filipino farmer honored in 'Noah's Ark' opening” (英語). 2009年10月25日閲覧。 開所式に招かれたフィリピン人の農業者。
- ^ “Doomsday vault begins deep freeze” (英語). BBC News Online. (2007年11月16日) 2009年10月25日閲覧。 人類最後の日の貯蔵庫、超低温保存を開始。
- ^ “'Doomsday' vault design unveiled” (英語). BBC News Online. (2007年2月9日) 2009年10月25日閲覧。 「最後の日」貯蔵庫の設計を発表 。
- ^ a b 人類の終末に備える種子バンク、水没の危機…食糧生産支配で莫大な利益狙う多国籍組織 p3 ビジネスジャーナル公式ホームページ
- ^ a b “Faults in the vault: not everyone is celebrating Svalbard” (英語). GRAIN (2008年2月26日). 2017年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月25日閲覧。 種子貯蔵庫の趣旨に不満 (GREEN 財団)。
- ^ “ノルウェー|世界種子貯蔵庫をNGOが警戒 -”. INPS International Press Syndicate - JAPAN. 2019年12月13日閲覧。
- ^ “6. The Global Seed Vault - TIME's Best Inventions of 2008 -”. TIME. 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月25日閲覧。
- ^ 駐日ノルウェー王国大使館 (2009年10月3日). “日本人彫刻家の作品が種子貯蔵庫へ”. The Norway Portal - ノルウェーと日本 | News | 美術/工芸/写真. Norwegian Ministry of Foreign Affairs. 2015年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月13日閲覧。
- ^ 野村太郎. “カミナリ削りによる田辺光彰の籾 | Rice Seeds Formed by Lightning”. www.portwave.gr.jp. 2019年12月13日閲覧。
- ^ 共同通信 (2010年5月10日). “47ランキング |「種子バンク」が50万種突破 運用2年、世界最大に”. Press Net Japan Co., Ltd.. 2010年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月25日閲覧。
- ^ “「ノアの箱舟」 開設10年 貯蔵種子100万種突破 ノルウェー”. AFP (2018年2月27日). 2020年2月26日閲覧。
- 1 スヴァールバル世界種子貯蔵庫とは
- 2 スヴァールバル世界種子貯蔵庫の概要
- 3 概要
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
スヴァールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/18 19:56 UTC 版)
「グローバル作物多様性トラスト」の記事における「スヴァールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)」の解説
グローバル作物多様性トラスト(GCDT)は、ノルウェー王国政府と北欧ジーンバンクと協力して、フェイルセーフ装備のスヴァールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault、所在:ノルウェーのスヴァールバル)を設立した。戦争、内紛、自然災害といった危機的状況から、また設備故障や管理ミスといった危険から現存のジーンパンクを保護するために、パックアップの遺伝資源を安全に収蔵する施設で、何らかの地球規模の大惨事の際、農業を立て直す手段をもたらすといわれている。 種子などの状態で400万種の農業作物を貯蔵できるように設計されている。
※この「スヴァールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)」の解説は、「グローバル作物多様性トラスト」の解説の一部です。
「スヴァールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)」を含む「グローバル作物多様性トラスト」の記事については、「グローバル作物多様性トラスト」の概要を参照ください。
スヴァールバル世界種子貯蔵庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 17:12 UTC 版)
「スピッツベルゲン島」の記事における「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」の解説
スピッツベルゲン島には地下施設のスヴァールバル世界種子貯蔵庫が設置された。2006年に建設を開始し、2008年に操業を開始した。種子を低温・低酸素の状態で休眠させ、最大で400万種以上の作物の種子の保管が可能だとされ、ノルウェー政府はこれを「種子の箱舟計画」と表現した。この施設の用地としてスピッツベルゲン島が選択された理由は、ここが政治的に安定しており、平和で、かつ一般人の来訪も限られていることが理由とされる。運営にはノルウェー政府以外に国際連合食糧農業機関 (FAO) の下部機関なども関わっている。
※この「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」の解説は、「スピッツベルゲン島」の解説の一部です。
「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」を含む「スピッツベルゲン島」の記事については、「スピッツベルゲン島」の概要を参照ください。
- スヴァールバル世界種子貯蔵庫のページへのリンク