ストップ安
別名:S安
英語:limit down
株式市場において、株価が1日の値幅制限まで価格が下落すること。
各証券取引所では、前日の終値を基準にして値幅制限を設けている。例えば、前日の終値が1200円の場合、当日の値幅制限は300円と決められているので、株価は900円から1500円の範囲で変動する。ストップ安は、株価が900円をつけた時で、それ以上は値下がりすることはない。
ストップ安は、赤字転落や減収減益というような企業の内的要因で起きることが多い。また、戦争や自然災害などの有事、ブラックマンデーやリーマンショックなどの金融不安が発生した時にもストップ安になる銘柄がある。
ちなみに、ストップ安に対して、株価が1日の値幅制限まで価格が上昇することをストップ高という。
ストップ安
株価が極端に上げたり下げたりすると、市場が混乱きたし、投資家保護の上でも問題があるということで、取引所は値幅の制限をしています。例えば、株価が100円未満の場合は30円、200円未満は50円、500円未満は80円、1,000円未満は100円、1,500円未満は200円、2,000円未満は300円、3,000円未満は400円、5,000円未満は500円、1万円未満は1,000円となっており、これ以上は値下がりしないのです。仮に、前日の終値が599円であった株が翌日悪材料が出て、売りが殺到したとしても499円を超えて下には株価は下がりません。これがストップ安です。この反対が「ストップ高」で、買いが殺到したとしても699円を超えて上には株価は上がりません。値幅は株価の水準によって違いがあります。値幅の基準になるのは前日の終値、または最終気配値と定められています。前日に値段がついていない場合は、さかのぼっていきます。
値幅制限
ストップ安
「ストップ安」の例文・使い方・用例・文例
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