スティギア王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 06:50 UTC 版)
影横たわる常闇の国。墳墓の国と表現される。巨大なピラミッドが屹立する南方の国で現在のエジプトに位置し、地中海が陸地になっているため、現在のヨーロッパに当たる地域から歩いて渡ることができる。 太平洋上のレムリア大陸が海に没した後、生き残ったレムリア人は、スティギア人によって獣同然の奴隷の境遇に転落した。しかし再び知的レベルを向上させたレムリア人の反乱によってスティギア人は、西方に追いやられてしまう。そこは、大変動以前は、トゥーレ大陸の一部で未だ旧支配者であるヴァルーシアの蛇人間が王国を築いていたが、スティギア人はこれを急襲して転覆させ、新王国を樹立した。 地下に眠る旧支配者の生き残りは、スティギア人の崇拝の対象であり、セト神官団が国王に代わって実権を握っている。主にセト神(Set)を信仰し、他にデルケト、バースト信仰がある。セトは、綴りは異なるが古代エジプトの蛇神サタ(Sata)のこと、あるいはこれをモチーフとしており後の時代のサタンのことである。ハワード以外の作品によってニャルラトホテプの化身に位置付けられた。 ケミ、スクメト、ルクスルなどの都市があり、ナイル河に相当するステュクス河がある。 ハイボリア時代の末期、氷河期が迫るとヴァニール人が南下して滅亡し、赤毛のファラオが誕生した。後のエジプト王国。 主要な登場人物に神官トート・アモン(『不死鳥の剣』)がいる。
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