スウェーデンとの連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:43 UTC 版)
「フィンマルク県」の記事における「スウェーデンとの連合」の解説
フィンマルクはノルウェー領であったが、同時にデンマーク王を宗主に頂く連合王国であった(デンマーク=ノルウェー)。しかし1814年にナポレオン戦争によって敗戦国となり、戦勝国スウェーデンと連合を組む事になった(スウェーデン=ノルウェー)。しかしノルウェーはスウェーデンと対等の同君連合国家であり、フィンマルクへのスウェーデンの干渉は行われなかった。しかしスカンディナヴィア東部に迫るロシア帝国にフィンマルクは食い込んでおり、ロシアとの国境問題は複雑な物となった。これに加え、ロシアの漁業権と不凍港の問題も絡み、それは1853年に勃発したクリミア戦争によって顕著化した。そこでスウェーデン政府は、1855年にイギリス、フランスと協定を結び、フィンマルクを放棄しない事を誓約した。1905年にノルウェーが独立を果たすと、フィンマルクは、ノルウェーの領土として帰結する。また、1917年に隣国フィンランドが独立した事もあって、フィンマルクのノルウェー領はほぼ確定した。
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