シェフの制服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 02:23 UTC 版)
シェフの標準の制服(Chef's uniform)は次のとおりである。 コック帽(仏: fr:Toque。白トーク帽) ネクタイ ダブルの上着 エプロン チェックのズボン 安全靴 コック帽は、頭が蒸れないように考慮して高く(高さは役職ごとに差があり、シェフ・ド・キュイジーヌが最も高い。これはオーギュスト・エスコフィエが身長157センチしかなかったための権威付けという説もある)、頂部はメッシュで抜けており熱を外に出す。また通常汗が落ちるのを防ぐ。スカルキャップ(縁なし帽)は、コックが代わりにかぶる帽子である。ネクタイは元来、顔の汗拭きを考慮して身につけたが、現在は健康と安全(衛生)に反するため、装飾的である。 上着は通常、熱を避けるために白く、火や熱湯によるやけどを避けるため、ダブル仕立てである。また、ダブルの襟は、半面が片方でボタン止めできるため、ジャケットの染みを隠すために役立つ。エプロンは膝下の長さで着て、こぼした際のやけどを防止する。この安全面は、熱湯がエプロンにこぼされた場合、それを素早く取り去ることで、やけどを最小限にとどめることである。靴は爪先に鉄のカップが入っており、物やナイフの落下による負傷を予防する。衛生規則により、結婚指輪を除き、宝石類は許されない。
※この「シェフの制服」の解説は、「シェフ」の解説の一部です。
「シェフの制服」を含む「シェフ」の記事については、「シェフ」の概要を参照ください。
- シェフの制服のページへのリンク