ウィリス・タワーとは? わかりやすく解説

ウィリス・タワー

(シアーズタワー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 12:45 UTC 版)

ウィリス・タワー
:Willis Tower
ウィリス・タワー
施設情報
所在地 イリノイ州シカゴ市南ワッカー通り233号
座標 北緯41度52分44秒 西経87度38分9秒 / 北緯41.87889度 西経87.63583度 / 41.87889; -87.63583座標: 北緯41度52分44秒 西経87度38分9秒 / 北緯41.87889度 西経87.63583度 / 41.87889; -87.63583
状態 完成
建設期間 1970年 - 1973年
用途 オフィス、展望室、通信設備
地上高
最頂部 527.3m
屋上 442.3m
各種諸元
階数 地上110階、地下3階
延床面積 418,064
エレベーター数 104
関連企業
設計 スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル (SOM)
高さに関する記録
1973年から1998年まで世界で最も高い建築物
先代 ワールドトレードセンター
次代 ペトロナスツインタワー
1973年から2013年までアメリカ合衆国で最も高い建築物
先代 ワールドトレードセンター
次代 1 ワールドトレードセンター
テンプレートを表示
主要な超高層ビルの比較:左からブルジュ・ハリファウィリス・タワー台北101ペトロナスツインタワーエンパイアステートビルディング

ウィリス・タワー英語: Willis Tower)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ北緯41度52分44秒 西経87度38分9秒 / 北緯41.87889度 西経87.63583度 / 41.87889; -87.63583)にある、シカゴで最も高く、アメリカで2番目に高い超高層ビルである。2013年1 ワールドトレードセンターにその座を明け渡すまで、アメリカで最高層のビルだった。以前のビル名はシアーズ・タワー英語: Sears Tower)であったが、イギリス系保険関連企業のウィリス・グループ・ホールディングス命名権を取得し、2009年7月に現在のものに改称された。

概要

屋根部分の高さ442 m(アンテナ含:527 m)、110階建ての威容は、1973年の完成当時は世界一の高さを誇り、2019年セントラル・パーク・タワーに超されるまで屋根部分のみならアメリカおよび西半球で最も高いビルだった[1]

設計は著名な建築設計事務所であるスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル (SOM) の構造技術者、ファズラー・ラーマン・カーン(Fazlur Rahman Khan、1929年ダッカ生まれのバングラデシュ系アメリカ人)。鉄骨構造で外壁は黒のアルミ枠にブロンズガラスで構成されたカーテンウォールとなっている。高さが違う9本の四角柱を3×3に組み合わせたような形状をしている。

103階には展望室「スカイデッキ・シカゴ」(Skydeck Chicago) があり、エレベーターに乗れば、1分足らずで360度の大パノラマを楽しむことができる。2009年7月より、103階展望室の西側外面に、床を含めて全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ」(The Ledge) が設置、公開されている。

名称

シアーズ・タワー

1973年 - 2009年。シアーズはかつては世界最大の百貨店であり、その本社ビルとして建設されたシアーズ・タワーは同社の繁栄の象徴であった。後に同社は事業拡大の失敗等により経営不振に陥り、1994年にシアーズ・タワーは売却された。シアーズの命名権自体は2003年に消滅していたが、その後もビルの名称は変更されずに残され、シカゴダウンタウンのランドマークの名称として地元民・観光客に親しまれていた。

ギャラリー

脚注

外部リンク

先代
ワールドトレードセンター
世界一高いビル
1973年 – 1998年
次代
ペトロナスツインタワー




固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からウィリス・タワーを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からウィリス・タワーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からウィリス・タワー を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウィリス・タワー」の関連用語

ウィリス・タワーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウィリス・タワーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウィリス・タワー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS