郷の香【サトノカ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8012号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | らっかせい | |
登録品種の名称及びその読み | 郷の香 よみ:サトノカ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 千葉県 | |
品種登録者の住所 | 千葉県千葉市中央区市場町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木一男、中西建夫、高橋芳雄、松田隆志、岩田義治、曽良久男、鈴木茂、神代三男、石井良助、屋敷隆士 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「関東42号(後の「ナカテユタカ」)」に「八系192号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(千葉県八街市)における成熟期は早,莢は長く,粒形は長形で多収の煎莢加工用及びゆで豆用品種である。草型は立性Ⅲ,主茎長及び分枝長は短,小葉の形はやや長,大きさはやや大,葉色は緑,花色は黄である。莢の長さは長,幅,厚さ及び莢の粒間のくびれは中,1莢内粒数は少である。粒形は長形,種皮の色は淡橙褐,粒重は大,品質はやや上である。開花期及び成熟期は早,着花習性は有,休眠性及び倒伏抵抗性は中,収量性は多,かたさは硬,甘味は多,うま味はうまい,粗脂肪含有率及び茎腐病抵抗性は中,さび病抵抗性は弱である。「タチマサリ」と比較して,分枝長が短いこと,粒形が長いこと,粒重が大きいこと,開花期が遅いこと等で,「ナカテユタカ」と比較して,葉色が緑であること,莢の粒間のくびれが浅いこと,着花習性(主茎着花)があること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和54年に千葉県農業試験場(八街市)において,「関東42号(後の「ナカテユタカ」)」に「八系192号」を交配し,初期世代は集団養成,60年に雑種第6代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,63年より系統適応性検定試験,平成2年より特性検定試験を行い,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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