サターンIBシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 17:46 UTC 版)
「ケープカナベラル空軍基地第34発射施設」の記事における「サターンIBシリーズ」の解説
LC-34は、1966年2月に開始されたサターンIBの打ち上げをサポートするために大幅に変更された。強風時にサービス構造物を所定の位置に固定するために、新しいアンカーポイントが建設され、アンビリカルタワーのアクセス アームは、より大きなロケットに合わせて再構築された。67メートルの高さのスイングアームに白い部屋があり、ロケット上部の司令船にアクセスできるようになっていた。 2つのサターンIB(AS-201とAS-202)は、アポロ1号の火災によりアポロ計画が中断する前に、LC-34からの打ち上げに成功した。火災後、アンビリカルタワーの上部には消火設備が設置され、緊急時に宇宙飛行士が迅速に脱出できるようにスライドワイヤーが設置された。 1968年10月11日のアポロ7号(アポロ宇宙船を使用した初ミッション)がLC-34最後の打ち上げあった。NASAはアポロ応用計画(英語版)のためにLC-34とLC-37の両方を再利用することを検討したが、代わりにLC-39BにてサターンIBを打ち上げるために改造を行っている。 ケープ・カナベラルからケープ・ケネディへの地理的な名前の変更は、ケープ・カナベラルが歴史的な地名だったこともあり、1973年に空軍基地と地理的なケープの両方の名前がカナベラルに戻された 。
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