サゴパール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 03:34 UTC 版)
。 [掲載キャッサバの芋から取るデンプンのタピオカを加工して作られる球状のタピオカパールと同様に、サゴからもサゴパール(サゴ米(べい)、玉(たま)サゴなどとも呼ばれた。西國米(シイコビイ)俗にさんごべい珊瑚米とも呼ばれ、スープの具にもされた。)が作られる。サゴから作ったパールの方がタピオカパールよりもずっと歴史が長く、東南アジアからヨーロッパ、中国、台湾、琉球王国などにも輸出され、中華圏では「沙穀米」や「西穀米」、琉球では「セーカクビー」などと称された。山人高濂が1591年に著した『遵生八牋』巻十一にも沙穀米粥の調理法について記載がある。現代の広東料理では、サゴパール(西米サイマイ)を煮て柔らかくし、ココナッツミルクやザボンの果肉マンゴープリンなどと組み合わせて、各種のデザートが作られている。またベトナム料理でもココナッツミルクや煮たサツマイモやフルーツ等と組み合わせてデザートや飲み物が作られている。
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