サイトファーガとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > 微生物用語 > サイトファーガの意味・解説 

サイトファーガ(属) [Cytophaga]

 滑走細菌の中の子実体つくらないサイトファーガ(シトファーガ)科の1属である。一般に陸上海水中に生息しているが、病原菌としてはまれな魚類のカラムナリス病菌(Cytophaga columnaris)は重要である。また、魚類冷水病(C.psychrophila)や低水温滑走細菌(Cytophaga sp.)なども知られている。また、アメリカヨーロッパでサケ科魚類感染して細菌性(えら)病(フラボバクテリウムによる病とは別)をおこす数種のサイトファーガ属細菌(その他の魚類病原菌)もある。サイトファーガ属細菌グラム陰性好気性菌で、黄色色素(カロテノイド)をもつ比較長い桿菌(0.3-0.8×1.5-15μm)である。サイトファーガ科のフレキシバクター属細菌同様に細胞くねらせる屈曲運動をして、固体表面上をゆっくり滑走することが特徴である。また、この属の細菌にはタンパク質あるいはセルロースや他の細菌溶かす酵素(プロテアーゼセルラーゼ溶菌酵素など)をもっているものもある。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サイトファーガ」の関連用語

サイトファーガのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サイトファーガのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
微生物管理機構微生物管理機構
Microbes Control Organization Ver 1.0 (C)1999-2024 Fumiaki Taguchi

©2024 GRAS Group, Inc.RSS