サイコシャード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 02:18 UTC 版)
サイコシャードとは、サイコフレームを搭載したモビルスーツやモビルアーマーがニュータイプパイロットとの交感能力を最大限にまで高めた際に生成する、疑似的なサイコフレームである。その外観から「光の結晶体」とも表現される。サイコシャードは、サイコフレームの中に封じ込められた金属粒子並みのコンピュータ・チップ(ナノサイズの集積回路)が周辺空間に散布され、更にそれらがサイコフレームが作り出す力場(フィールド)の中で結晶化して生成されるとされる。機能面では、通常のサイコフレーム(フレーム部材)に準じるため、サイコフレーム同様にニュータイプパイロットと同調することで力場(サイコ・フィールド)を発生させるが、IIネオ・ジオングの光輪型サイコシャードは、サイコフレームがオーバーロード状態に入ったフェネクスのビーム・サーベルによって両断され、そのまま崩壊しているため、こちらも“破壊されない”というわけではない。 この技術はユニコーンガンダムの開発試験中に発生した偶然の産物であるとされ、ネオ・ジオングのサイコシャード発生器はその際のデータが「袖付き」に流出しそれを用いて完成したとされている。アニメ及び小説『機動戦士ガンダムNT』によれば、「袖付き」内では、シャアの亡霊に取り憑かれたフル・フロンタルが、この世ならざる知識でネオ・ジオングのサイコシャードを造り出したと噂が流れており、現にIIネオ・ジオングのサイコ・シャードは、ジオン共和国(「袖付き」残党)にとっては「動きはするがなぜ動くのかが分からない」という有様で、解析作業は進んでいなかったとされている。
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