コーンウォール語パートナーシップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 01:19 UTC 版)
「コーンウォール語復興」の記事における「コーンウォール語パートナーシップ」の解説
詳細は「コーンウォール語パートナーシップ」を参照 実際のところ、これらの異なる書記体系がコーンウォール語話者同士の効果的な意思疎通を妨げることはなかった。しかしながら、複数の正書法の存在は、教育および一般の生活においてコーンウォール語を使用することに関しては持続不可能だった。単一の正書法が広い総意を獲得することはなかった。2002年にヨーロッパ地方言語・少数言語憲章Part IIの下でコーンウォール語が認められ、続いてコーンウォール語パートナーシップ(英語版)(CLP)が認められると、正書法を統一することが喫緊の課題となった。これに応えて、CLPは教育および一般生活で使用するための標準形について意見をまとめる作業を開始した。 2008年、既存の4つの型(統一コーンウォール語〔UC〕、修正統一コーンウォール語〔UCR〕、復興末期コーンウォール語〔RLC〕、ケルネウェク・ケンミン〔KK〕)を評価し、これらの既存の正書法のなかでどれがコーンウォール語の標準正書法として採用するのに適しているか、または新たな5つめの型を採用すべきかどうかを考慮するために、コーンウォール外からの社会言語学者と言語学者によって構成される独立したコーンウォール語評議会が作られた。2つのグループが歩み寄った正書法の提言を作成した。 UdnFormScrefys(単一書記法)グループは、伝統的な正書法に基づいたケルノウェク・スタンダード(英語版)を策定し、提案した。この正書法は、綴りと発音の間に明確な関係性を有し、復興されたコーンウォール語の中期コーンウォール語方言と末期コーンウォール語方言の両方を考慮に入れている。標準書記法(Standard Written Form、SWF)の発表以後、ケルノウェク・スタンダードはSWFへの一連の修正案となるように発展してきた。 CLPの言語学作業部会の一員であるAlbert BockとBenjamin Bruchは、Kernowek Dasunys(再統一コーンウォール語)と呼ばれる別の正書法を提唱した。これは、UC、KK、RLC、およびUCR正書法を調和させようと務めたものだった。この案はSWFのための情報源として使われたが、独立した正書法としては使われなかった。 Kaskyrgh Kernewek Kemmyn(ケルネウェク・ケンミン運動)と呼ばれるグループは、新しい標準の創作に同意せず、既存のケルンネウェク・ケンミン正書法が標準となるべきであると主張した。 SWF作業は最終的に、既存の正書法は考慮するにはあまりにも争いが多く、すべてのグループが支持できるよう妥協した新しい正書法が必要であると判断した。
※この「コーンウォール語パートナーシップ」の解説は、「コーンウォール語復興」の解説の一部です。
「コーンウォール語パートナーシップ」を含む「コーンウォール語復興」の記事については、「コーンウォール語復興」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からコーンウォール語パートナーシップを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からコーンウォール語パートナーシップを検索
- コーンウォール語パートナーシップのページへのリンク