コヴナント戦争の勃発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:04 UTC 版)
「Halo: Combat Evolved」の記事における「コヴナント戦争の勃発」の解説
2552年、人口の爆発的増加により地球には人類が住める場所すらなくなっていた。そんな矢先、光速移動が実現し地球人は本格的な宇宙開発に乗り出すことになり、科学研究と軍事開発に重点を置いた「惑星リーチ」と大型宇宙船の建造を主な業務とした「ヤード」を中心に、人類の手はより幅広く外へと伸び始めていた。 しかし32年前、植民星「ハーベスト」が他星との連絡を絶った。戻ってきたのは激しい戦闘の爪跡が残る宇宙船が一隻のみ。惑星ハーベストは未知の複数種族からなる軍勢の襲撃で、壊滅していたのである。敵の名は「コヴナント」。それは人類史上初めての、他の知的生命体との遭遇でもあった。 コヴナントは人類を「神を冒涜するもの」だとして一方的に攻撃を開始、科学力の差から人類は多数の植民星を壊滅させられてしまう。事態を重く見た政府は人類の本拠地である地球の場所を特定されないために、不用意に船舶を地球に近づけることを禁止する「コール条約」を制定した。 その頃、惑星リーチでは対コヴナントの極秘部隊「スパルタン-II」が開発・編成されていた。敵であるコヴナントの技術「エネルギーシールド」を盛り込んだ特殊スーツで身を包み、強力な戦闘能力を持つ特殊兵士である。彼らはコヴナントに対して絶大な力を発揮したが、それでも敵軍に対しては多勢に無勢であり大きな損害を被ってしまう。 大きな勝利と莫大な損害を被って惑星リーチに帰還したスパルタン部隊であったが、コヴナントが惑星リーチへ向かっているとの報を受け迎撃に出発、しかし結局生き残ったのは敏腕艦長で知られるキース率いる戦艦「オータム」と、それに乗り合わせた一人のスパルタン-II、通称「マスター・チーフ」のみとなってしまった。窮地に陥ったオータムだが、少しでも地球から敵艦隊を遠ざけようと自ら囮となり、行き先不明の地点へとワープを開始する。
※この「コヴナント戦争の勃発」の解説は、「Halo: Combat Evolved」の解説の一部です。
「コヴナント戦争の勃発」を含む「Halo: Combat Evolved」の記事については、「Halo: Combat Evolved」の概要を参照ください。
- コヴナント戦争の勃発のページへのリンク