コンパクトリーマン面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 07:13 UTC 版)
リーマン面とは複素一次元の連結な複素解析的多様体のことであり、これを連結な実二次元多様体と看做すことができる。リーマン面がコンパクトであるとは、それが位相空間としてコンパクトとなるときに言う。 C 上の非特異既約射影代数曲線の全体が(定数でない正則写像を射として)成す圏、コンパクトリーマン面の全体が(定数でない正則写像を射として)成す圏、C 上の一変数代数函数体の全体(が C を固定する体準同型を射として)成す圏の反対圏の三者の間には圏同値が存在する。これは、この三つの主題を研究するにあたって、そのうちの一つについて知ることはほかの二つにおいても同じであることを意味する。これにより、代数幾何学において複素解析的手法を用いたり、複素解析において代数幾何学的手法を用いたり、両方において体論的手法を用いたりすることができるようになる。これは代数幾何学におけるかなり広範なクラスの問題の持つ特徴である。 「GAGA」も参照
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