コヒーレント光とは? わかりやすく解説

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コヒーレント‐こう〔‐クワウ〕【コヒーレント光】

読み方:こひーれんとこう

干渉しあう性質をもつ光。代表的なものとして、誘導放出によるレーザー光があり、二重スリットを通すと鮮明な干渉縞生じる。


コヒーレント光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 14:01 UTC 版)

コヒーレント光とは、光束内の任意の2点における光波の位相関係が時間的に不変で一定に保たれていて、任意の方法で光束を分割した後、大きな光路差を与えて再び重ねあわせた場合に完全な干渉性を示す光である。理想的なコヒーレント光は存在しないが、レーザーの出力光はそれに近い光である。




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コヒーレント光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 09:39 UTC 版)

コヒーレンス」の記事における「コヒーレント光」の解説

詳細は「コヒーレント光」を参照 以下では、光のコヒーレンスを例にとって説明する現実には完全にコヒーレントな光は存在しないが、レーザー光空間的に時間的にも非常にコヒーレンスの高い光である。そのため、しばしば、コヒーレントであると表現される逆に太陽光電球蛍光灯の光はコヒーレンスの低い、完全インコヒーレントに近い光である。このような光は、しばしばインコヒーレントであると表現されるコヒーレントインコヒーレント中間の状態を、部分コヒーレント表現するコヒーレントでない波(インコヒーレントな、もしくは部分コヒーレントな波)は、その振幅フーリエ変換であるスペクトルに、ある程度の幅を持っているレーザーなど一般にコヒーレント考えられている光源でも、スペクトル幅は非常に狭いが、無視できるほど十分狭いというわけではない。無視できる場合は、その観点目的に関してコヒーレントであると言ってよい。白色光は、沢山の異な振動数の光が混在しているという理由インコヒーレントである。 マクスウェルの方程式の解として表される古典的な平面波は、その振幅位相定数表されるため、完全にコヒーレントな光である。ところが量子光学によれば電磁波振幅と位相とを同時に正確に定めることは出来ず、したがって現実には完全にコヒーレントな光は存在しない。もし振幅位相一方厳密に定めると他方は完全にランダムになってしまう。このような光はスクイーズド(圧搾)光とよばれ、(太陽光などとは異なる形で)もっともコヒーレンスの低い光である。 レーザー光は現在最も簡易なコヒーレント光源であるが、ナトリウムランプの光のような自然放出による単色光ピンホールに通すことによってある程度コヒーレンスがあることが観測できる

※この「コヒーレント光」の解説は、「コヒーレンス」の解説の一部です。
「コヒーレント光」を含む「コヒーレンス」の記事については、「コヒーレンス」の概要を参照ください。

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