ゲーデルン城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 05:06 UTC 版)
ゲーデルン城は、14世紀の防衛施設から成立した。1225年にゲーデルンのヴォルフラムの名前が記録されており、このためゲーデルンではヴォルフラムスブルクという名称も遺されている。シュロスベルク(城山)上のいくつかの建物には、建造年が彫り込まれている。その多くは入り口のアーチの一番高い位置の石材に記されている。 橋のある櫓門、厩舎、歩哨小屋が、城館施設で最も古い建物(1605年)に数えられる。櫓門の向かい側にある古いブルワリーは1679年に建設された。主館は、1710年から1770年に建設された様々な部分からなっている。金属細工職人の工房や納屋も遺されている。城館施設は、イギリス式庭園内にある。 この建物は、1927年までシュトルベルク家が住んでおり、その後1945年までは勤労奉仕隊の宿舎として利用された。戦後は、家を失った人々や難民がこの建物に住んだ。1987年8月1日にゲーデルン市が、付属建造物とともにこの城館を購入した。 大規模な改修がなされた後、1997年に市役所がこの建物に入居した。かつての厩舎には石けん工場と市立文書館が入居している。櫓門内には文化史博物館が入っている。この他、城館の西翼は、2007年から四つ星ホテルになっている。
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