ゲーデルの手紙(1956年)
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「P≠NP予想」の記事における「ゲーデルの手紙(1956年)」の解説
1956年、クルト・ゲーデルは癌で入院していたジョン・フォン・ノイマン宛に手紙を書いた。その中で彼は定理の証明(今日ではcoNP完全であると判っている)を2次または線形時間で解けるだろうかと意見を求め、もしそれが可能なら数学の新定理の発見を自動化できるだろうと指摘した。これに対するノイマンの返事は伝わっておらず、ノイマンは翌1957年に死去した。ハルトマニスは、この手紙がノイマンが健康だった間に出されていれば、この問題は既に解けるか研究史がもっと短縮されていたのではないかと嘆いている。
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