ゲルマン人の進出とは? わかりやすく解説

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ゲルマン人の進出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 05:54 UTC 版)

ポルトガルの歴史」の記事における「ゲルマン人の進出」の解説

5世紀初頭には衰退進んだローマでゲルマン人反乱が相次ぎ、彼らはローマ侵入してきた。ポルトガル北部侵入したゲルマン人一団は、ローマ化したルシタニア人居住地隣接した地域定住生活開始するゲルマン人通貨制度など様々なローマ人伝統取り入れ5世紀前半にはスエビ族によってブラカラ(ブラガ)を首都とするガリシア王国ブラガ王国)が建国された。411年イベリア半島北西部到達したスエビ族ヒスパニア北部のガラエキアを中心に勢力拡大し最盛期にはガラエキア、ルシタニア、バエティカ、一部のカルタギネンシスを支配したスエビ王国東ローマ帝国ビザンツ帝国)と同盟関係結んでいたが、やがて西ゴート族西ゴート王国併合される456年にブラカラは西ゴート族支配され、翌457年スエビ族の王レキアリウスが西ゴート人によって殺害される。レキアリウスの死後、マルドラ(マスドラ)王によってポルトガル北部スエビ王国新王朝樹立され、およそ100年の間スエビ王国命脈を保つ。576年ごろから西ゴート王国スエビ王国攻撃開始し585年スエビ王国西ゴート王国によって滅ぼされる7世紀ポルトガル支配した西ゴート王国首都トレド置かれており、トレドから離れたポルトガル司法経済文化及ぼした影響は強いものとはいえなかった。ゲルマン人統治下ではキリスト教拡大推進されブラガポルトガル最高位司教座定められた。スエビ王国ではアタナシウス派キリスト教信仰する先住民ヒスパノロマーノ人が多数派であり、スエビ族これまで信仰していたアリウス派からアタナシウス派改宗し先住民との融和を図る。スエビ族勝利した西ゴート族アタナシウス派改宗し王権教会の間に同盟関係成立する

※この「ゲルマン人の進出」の解説は、「ポルトガルの歴史」の解説の一部です。
「ゲルマン人の進出」を含む「ポルトガルの歴史」の記事については、「ポルトガルの歴史」の概要を参照ください。

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