グリーン車・寝台車の「特別席」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/27 08:52 UTC 版)
「特別席」の記事における「グリーン車・寝台車の「特別席」」の解説
先に述べた通り、グリーン座席の需要自体がいわゆるバブル崩壊以降後退しており、利用喚起のためJR東日本・JR九州では自社内運行の特急・急行列車での利用に関しては値下げを行なった。また、ほかのJR各社では車両の更新に際して需要に見合わないためグリーン座席の設定自体を取りやめる事例もあるが、他方で従来のグリーン座席を上回る「特別席」を別途設置した事例もある。ただし、これらも「特別車両の一種」とJRの旅客営業規則上規定されている。 JR九州では787系電車のグリーン座席を改修し「デラックス(DX)グリーン席」を設置した。これは単純に腰掛の差違のみならずサービスの面でも差違を計っている。 JR東日本は東北新幹線全線開業に伴い製造したE5系電車に「グランクラス」を設定。詳細は同席の項目に譲るが、以降北陸新幹線金沢延伸を見据え製造したE7・W7系電車にも同座席を設定した。 なお、「北斗星」にA寝台として連結した1人用個室「ロイヤル」及びそれ以降の個室寝台の内「特別A寝台」として設置されているものがある。これは当時のオロネ25形を基準とした「個室A寝台」の設備を上回るものとなる個室用ユニットバスの設置や補助ベッドの設置などがあるものとされている。
※この「グリーン車・寝台車の「特別席」」の解説は、「特別席」の解説の一部です。
「グリーン車・寝台車の「特別席」」を含む「特別席」の記事については、「特別席」の概要を参照ください。
- グリーン車・寝台車の「特別席」のページへのリンク