クーデター・プライス(コーヒー)編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 21:46 UTC 版)
「エラン (漫画)」の記事における「クーデター・プライス(コーヒー)編」の解説
第1話から第3話 南アメリカの内陸にある民主国家ダドリアで軍事クーデターが勃発。クーデターは成功して戒厳令が敷かれ同国で軍事独裁政権が樹立する。座王の堂本と柳がダドリア地下のレアメタル鉱床に目をつけ、特産のコーヒーによる農業政策を推し進める民主政権を疎んだ結果だった。柳は民主政権の大統領の汚職をでっち上げ、軍縮を進めようとしていた大統領に不満を持っていた軍部右派に接触。クーデターを焚き付けたのである。同時に柳はダドリア産コーヒーの寡占を画策。抱き込んだ軍事政権により、海上封鎖と空港の離発着の制限をしコーヒー豆の輸送手段を断った。そのうえで、10時間以内に契約書を持って出頭しないと港の積み荷(コーヒー豆)を処分する(座王が手に入れる)、また座王以外の業者に売り渡すなら10時間以内に両社の担当者がそろって出頭し書類を提示せよという通達を行った。東亜流通の社員、北木と太貫は9億円のダドリア産コーヒー豆を買い付けていたが、座王の7億で買い取るという対応に苦慮し大損によるクビを覚悟し途方に暮れていた。それを聞きつけたエランの隼と一丸は東亜流通からそのコーヒー豆を買い付けた。コンコルドで10時間以内にダドリアに出頭しコーヒー豆を国境の河川からダドリア国外の港へ輸送する方法で軍事政権と座王を出し抜く。しかし、座王によりエランの買い付け値はコーヒー卸および小売各社にリークされ、エランはコーヒー豆を大安売りせざるを得なくなった。北木と太貫も「損は出さなかったが、利益も出せなかった」として東亜流通を解雇されてしまい、エランに合流する事となった。そしてダドリア軍事政権はコーヒー豆の畑を全て潰しレアメタル採掘に乗り出す。結果、ダドリア産のコーヒー他農産物は絶滅してしまう事が確定してしまった。
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