クラナッフ・シンジケート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:25 UTC 版)
「キャッツ・アイ」の記事における「クラナッフ・シンジケート」の解説
国立美術館に放火しミケール・ハインツを殺そうとした、裏切り者の6人の弟子や画商が作り上げた組織。クラナッフは彼らが作り上げた架空の人間とされていたが、後に実在する人間(双子の兄)と設定変更された。また、初期の会合時には7人が集まっているが、クラナッフの自爆時には13人が焼死している。ミケール・ハインツから奪った作品をクラナッフ(Cranaff)名義で発表し利益を上げている。 クラナッフ・ハインツ ミケール・ハインツの双子の兄。来生三姉妹の伯父にあたる。自らも画家を目指すも弟の才能に嫉妬し、ミケールの弟子達を言い包めて共にクラナッフ・シンジケートを結成、ミケールを陥れた張本人。しかし、キャッツの信念の行動を目の当たりにし、自責の念に駆られるようになる。やがて今度は自らシンジケートを裏切り、キャッツとの最後の賭けと称したアジトでの攻防戦を仕掛けるが、実際には最後の賭けとした勝負にはじめから勝つつもりはなく、キャッツに負けた代償として事前に呼び集めたシンジケートのメンバーを巻き込み自爆、死亡した。その一連の行動は、本来愛でるはずの弟の娘たちから最愛の父を取り上げてしまった償いとして、シンジケートごと己の命を捧げるという悲壮の決意が込められていた。 瀬口 広幸(せぐち ひろゆき) 政界にも顔が利く財界の大物の狸親父。英国王朝展でキャッツの被害にあう。キャッツから「ティア・ガール」を盗む予告状が届いた際には、不正入手した絵であったため警察にはシラをきった。だが、キャッツをおびき寄せるためにキャッツの犯行に見せかけて警備員を殺害したことが露見し、逮捕される。 重村(しげむら) キャッツに「ライン川」を盗まれる。 古園(ふるぞの) キャッツによるインド美術展の宝石盗難で多額の賠償金を支払わされる。 豊田(とよだ) キャッツに「ローマの女」を盗まれる。 池上(いけがみ) 名前だけの登場。
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