クモハ165形+モハ164形500番台による宮原電車区準急運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:25 UTC 版)
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宮原電車区(→宮原運転所→宮原総合運転所→現・網干総合車両所宮原支所)所属準急用153系10両編成が大阪・新大阪・京都 - 宇野間「鷲羽」ならびに大阪 - 三原間「びんご」の準急列車に充当されており、運用効率面から1961年3月1日ダイヤ改正以降運転開始された東海道本線系統の名古屋 - ・大阪神戸間「比叡」「伊吹」ならびに沼津 - 名古屋間「するが」と共通運用が組まれていたが、増結用としてクモハ165形+モハ164形500番台11組22両を新製配置し、1963年10月1日から運用を開始した。 この時点で153系は製造終了しており予備車も少ないために165系増結ユニットを153系10両編成の下り方に増結する方法が取られた。 「鷲羽」「びんご」の増結ユニット増解結は岡山で実施されたが、増結ユニットは運用上の都合から本来の向きとは逆の東海道本線基準下り偶数向きになる下関方に連結された。 宮原電車区165系増結ユニット込み153系準急編成 ← 三原・宇野・大阪 名古屋・沼津 → クモハ165 モハ164-500 + クハ153 モハ152 モハ153 サロ153 サハ153 サハ153 サハ153 モハ152 モハ153 クハ153 増結ユニットの車号は当初「増1・増2」とし153系編成から1号車とされたが、1964年10月1日ダイヤ改正からは、増結ユニットから1号車とする変更ならびに神戸・大阪 - 名古屋間「伊吹」は廃止された。東海道新幹線への乗客転移で153系の運用に余裕ができたこと。また宇野線の変電所容量増強工事が完了し電動車ユニットの制約が解除されたことから1965年10月1日ダイヤ改正では宮原区準急編成は原則153系6M6Tによる12両での組成に変更され、同区のクモハ165形+モハ164形500番台ユニットは全車下関運転所に転出した。
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