クジラの中での生活~脱出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 19:43 UTC 版)
「マインド・ゲーム (アニメーション映画)」の記事における「クジラの中での生活~脱出」の解説
目を覚ました3人は、クジラが飲み込んだ大量の海水の流れに巻き込まれかけるが、クジラの胃袋の中で30年にわたって生活しているじーさんに救出される。じーさんはクジラが丸飲みしたもので衣食住をまかないながら、木製のボートで脱出を試みていたが、この激しい海水の流れに押し流され、いつしか断念していた。 クジラが海面に上がったときにだけ使うことができるラジオ以外には完全に社会と隔てられ、脱出は不可能であると告げられて絶望する西たちだったが、じーさんの「現在を楽しむ」方針に感化され、クジラの胃袋に流れ着いたものを使って、これまでの辛い日々とはまったく異なった気ままな生活を繰り広げる。みょんはかつて打ち込んでいた水泳に励み、ヤンは経済的問題で挫折した多彩な芸術活動に取り組む。そんな彼らに娯楽を提供するべく、西は漫画を描いた。やがて西とみょんは愛し合うようになる。 西たちは充実を覚える一方で、これまで生きてきた現代社会への執着も捨てられなかった。そんな中、クジラがものをあまり飲み込まなくなり、胃袋の水位も上がりはじめ、寿命が近づいていることが発覚する。西は乗ってきたヤクザの自動車にガソリンが残っていたことを思い出す。4人はクジラが飲み込んだ廃材から発見した大量のモーターをボートに取り付けて給油し、ラジオの電波を手がかりに、クジラが大阪の海面へ上昇したタイミングをはかり、脱出を敢行する。 クジラの口近くまでやってきたところでボートが破砕するが、4人は飛び上がり、その破片、外から流入する魚類、飛行機、戦車、高層建築などを足場に疾走しつづけ、足場がなくなると水面を走る。そうして4人は大阪の海辺へと飛び出した。
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