キロ28形格下げ車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 12:04 UTC 版)
「国鉄キハ58系気動車」の記事における「キロ28形格下げ車」の解説
1980年10月のダイヤ改正では、四国内急行列車はグリーン車を全廃し普通車指定席に格下げとなったため多度津工場で以下の改造をキロ28形に施工したグループである。 改番手続きによる格下げ諸手続。 通路のカーペットと肘掛カバーを撤去し、シートカバーをリネンからビニールに変更。 後に冷房用電源装置の相違や後に九州地区でも同様の改造が施工されたため細かい番台区分が存在する。 キハ28 50101981年 高松 キハ28 52131984年 高松 キハ28 52221992年 早岐 キハ28 53011984年 5000番台 4DQ電源装置搭載車。1980年から1982年にかけて6両が4VK電源装置に換装し後述の5200番台に改番された。残存車は1986年に全車廃車となった。 キロ28 4・15 - 17・22・25・68・69・71・110・143・144・155・157・178 - 180・202 → キハ28 5001 - 5018 5200番台 改造内容は5000番台と同様であるが、相違点は4VK電源装置搭載による区分。車両番号により4つのグループにわけられる。 5201 - 5203 5000番台と同時改造の四国地区用車。キロ28 2177・2194・2195 → キハ28 5201 - 5203 5204 - 5209 5000番台の4DQ電源装置を4VKに換装したグループ。キハ28 5017・5016・5013・5018・5015・5014 → キハ28 5204 - 5209 5210 - 5220 1984年から1985年にかけて他地域から四国地区転入のキロ28形2000番台を本区分番台化したグループ。キロ28 2159・2171・2183・2189・2203・2204・2306・2310・2311・2201・2516 → キハ28 5210 - 5220 5221 - 5223 小倉工場が改造施工を行った九州地区用車。キロ28 2151・2152・2192 → キハ28 5221 - 5223 分割民営化直前に四国地区で5201 - 5203・5205・5206・5208の6両が廃車になった以外はそれぞれの地区に該当するJRが承継し、四国地区では1990年まで、九州地区では1999年までに廃車となった。 5300番台 キロハ28 1からの格下げ車。グリーン室は5000・5200番台と同様に改造され普通車指定席として使用し、普通室は自由席として運用された。1984年に廃車。
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