キリスト教会との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:27 UTC 版)
「ドイツキリスト教民主同盟」の記事における「キリスト教会との関係」の解説
設立時以来、キリスト教民主同盟はキリスト教諸教派に属する全ての者たちと非キリスト者たちに開かれている。キリスト教民主同盟が強調している「キリスト教的」という表現は、「キリスト教人間像」という概念と強く結びついている。1945年の党設立において、カトリックと新教の間にある政治的相違を克服することは、この党の名称にある「キリスト教的」という形容詞採用に関する主要動機でもある。そうであっても、強い支持基盤がローマ・カトリック教徒の多い地域にあるため、ローマ・カトリック教会に主導されていた中央党の後継政党としてキリスト教民主同盟が語られる時もある。 ベルリン自由大学における2005年での研究によると、キリスト教民主同盟党員の51%はローマ・カトリック教会に属していることを表明し、33.3%は福音主義教会に属しており、残りの15.7%教会に属していない状況である。指導的な教会代表者による政治的発言に比べると、キリスト教民主同盟内において党規則に従った発言が多く出されており、加えて教会組織や社会政策において教会とは異なった立場や異論も出されている。生物工学やゲノム研究においても同様である。キリスト教民主同盟におけるローマ・カトリック教徒の関心とキリスト教価値観を強固にするために、キリスト教民主同盟とキリスト教社会同盟にいるカトリック教徒の作業共同体が2009年11月15日に設立されている。また、キリスト教民主同盟、キリスト教社会同盟にいる福音主義教徒の集まった福音主義作業部会が1952年に設立されている。
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