キリスト教以外の禁教令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 15:57 UTC 版)
キリスト教以外にも禁教令が出された宗教(邪宗門)はあった。日蓮宗不受不施派は1665年に幕府によって禁教令が出され、キリスト教と同様に徹底的な禁教政策を受けた。 局所的な物では、1601年(慶長6年)に島津家(薩摩藩)が一向宗(浄土真宗)禁止令を出している。同様の例は人吉藩にも存在した。一向宗に対する迫害や弾圧はそれ以外にも行われているが、政策として禁止を明言したのは珍しく、この地域に隠れ念仏が生ずる一因になった。 不受不施派に対する禁令解除もまた明治まで待つ必要があり、1876年(明治9年)4月10日に派名の再興と布教が許可されることとなった。一向宗に対する弾圧も維新後は消滅したが、隠れ念仏は一宗派のような形で現在に続いている。
※この「キリスト教以外の禁教令」の解説は、「禁教令」の解説の一部です。
「キリスト教以外の禁教令」を含む「禁教令」の記事については、「禁教令」の概要を参照ください。
- キリスト教以外の禁教令のページへのリンク