キャヴァーン・クラブでのリハーサルとテレビ放送用素材(1962年)
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1962年8月から12月までのいつごろかに、ビートルズが当時レギュラー出演していた地元のキャヴァーン・クラブで、自分達のリハーサルの模様を録音したテープである。収録曲は「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」、「ワン・アフター・909」(2ヴァージョン)、「Catswalk」(2ヴァージョン)である。 1962年8月22日、グラナダ・テレビ(英語版)の撮影班が、「Scene at 6:30」という番組での放送用にビートルズのキャヴァーン・クラブでのライヴ演奏を撮影した。ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーによる楽曲「Some Other Guy(英語版)」の演奏が2テイク撮影された。しかし、撮影されたフィルムの音質に難があるとされたため、翌9月5日、グラナダ・テレビの音声録音班が再びキャヴァーンを訪れ、より高音質のライヴ演奏を先に撮影されたフィルムにシンクロするように録音した。この時には「Some Other Guy」の再録音に加え、「カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」の演奏も録音された。この撮影はビートルズが公式に撮影されたものとしては最初期のものであり、テレビ初出演にもなるはずであった。しかし、フィルムは1年以上も倉庫にしまわれたままとなり、ビートルズが全国的な名声を得てから初めて放送された。映像は『ザ・ビートルズ・アンソロジー』などのドキュメンタリーで使用されているほか、両日の録音が海賊盤として流通している。
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