キャヴァリエ ターボ・マスタング III/ エンフォーサー
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「キャヴァリエ マスタング」の記事における「キャヴァリエ ターボ・マスタング III/ エンフォーサー」の解説
詳細は「パイパー PA-48」を参照 1968年にキャヴァリエ社は、マスタングIIの機体にロールス・ロイス ダート 510 ターボプロップエンジンを組み合わせた。この自己資金による試作機もマスタングIIが製作されたのと同様の近接航空支援/COIN作戦用を意図されていた。このターボ・マスタング IIIは、ペイロードの増加とタービンエンジンによる整備費用の低減と相まって劇的に性能を向上させていた。アメリカ空軍への度重なる売り込みにもかかわらず、アメリカ軍もその他の国外の運用者達もターボ・マスタング IIIを購入するところは無かった。この機を多量生産する能力を持つ企業を探していたリンゼイは、1971年に「エンフォーサー」("The Enforcer")と呼ばれるようになったこのターボ・マスタングの試作機をパイパー・エアクラフト社に売却した。 1971年にキャヴァリエ・エアクラフト社を閉鎖したことで同社の創業者/所有者であったデビッド・リンゼイは、パイパー PA-48 エンフォーサーの開発に手を貸すことができるようになった。リンゼイは、インドネシア向けのキャヴァリエ マスタング IIを完成させるために新会社フィールドサービス社(Field Services Inc.)を設立した。再輸入された元軍用のキャヴァリエと共に多くの民間機に改装されたマスタングがP-51Dに修復され、アメリカ合衆国とヨーロッパの航空ショーで飛行している。
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