キッズ・ストーリー Kid's Story
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 18:42 UTC 版)
「アニマトリックス」の記事における「キッズ・ストーリー Kid's Story」の解説
マトリックスの登場人物キッドが、とある夢から投げかけた問いにより猜疑心を抱き、最終的に仮想世界から現実世界にたどり着くまでの出来事である。 とある学生であるキッドは、空中から地上へ、柵を掠めて落ちる夢を見た。キッドは夢の出来事に妙な現実感を抱き、ふとコンピュータネットワークを介して疑問を投げかけ、本当の現実を確かめる方法は、と問う。その問いに対して、現実と虚構が対という謎掛け的な文脈、そして「真実を確かめたければ、命を掛けるしかない」という返答の文字。この返信にキッドは、返信者は誰なのか、そして自身は一人なのかを再度問いかけたが、それに関して一切返信はされなかった。その時から、キッドはこれまでおくってきた日常に奇妙な違和感と孤独感を持ち、世界からの離脱を願った。そして、学校での授業中突然キッドの携帯電話が鳴り出す。講師に一度注意され電源を切るが、なぜか再度鳴り出し講師に迫られる中でキッドは電話に応じる。耳に伝わったのは「逃げろ」という声。外からは黒服の男エージェントが迫る。キッドは、声のままに追うものからの逃亡を始めた。 この作品は、ラフ原稿をそのまま動画にしたかのような大胆な表現方法をとっている。キッドの逃亡シーンでは大平晋也が作画を担当し、水彩的な表現を用いスピード感あふれるものに仕上がっている。 監督:渡辺信一郎 脚本:ラリー & アンディ・ウォシャウスキー キャラクターデザイン・作画監督:橋本晋治 美術監督:浅井和久 CG監督:村上浩 製作:STUDIO 4℃ キャストキッド(マイケル・カール・ポッパー):クレイトン・ワトソン(緑川光) ネオ:キアヌ・リーブス(平田広明) トリニティ:キャリー=アン・モス(鶴ひろみ)
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