カーバンクル (伝説の生物)とは? わかりやすく解説

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カーバンクル (伝説の生物)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/11 02:31 UTC 版)

カーバンクル英語: carbuncleスペイン語: carbunclo, carbuncoポルトガル語: carbúnculo)は、南米とくにパラグアイやチリの伝説・伝承における伝説上の小動物

スペインの僧侶探検家による詩『ラ・アルヘンティーナ[注 1]1602年)にカルブンクロ、ことグアラニー語で「アナグピタン(訂正:アニャグピタン)」についての古い記録がある。これについては、ブラジルにも同語族系のアニャンガ・ピタンの伝承がある。

財をもたらすといわれ、額に宝石(または発火炭のように赤く輝く鏡)が埋め込まれている[4]、猫似[5]、犬似で、様々な色合いの毛並みを持つとも[6]、外殻が硬い二枚貝のような体が青白い光を放ち[7]、宝石を秘めている、などともいわれる。

大航海時代以降スペイン人が南米を植民地化におくなかで、中世ヨーロッパに伝わるドラゴンワイヴァーンの体の中に宝石が秘められるという言い伝えが移植された話だと考察される( § 早期例参照)。

語源

カーバンクル(英語: carbuncle)やカルブンクロ(スペイン語: carbunclo)といった獣名は、大元は「小さな」を意味するラテン語 carbunculus に由来する[8][9]。転じてカーバンクルやカルブンクロという鉱石名となり、燃えた炭が赤熱する様から赤い宝石のルビーを指すようになった[10]。 ただし、「古のカーバンクル」といえば、じっさいはガーネットのことを指す、と指摘される[4]。 やがて1600年代初頭頃までには、スペインのコンキスタドール[注 2]、南米の幻獣にこの名をつけている[4]

スペイン語では carbunclo, carbunco [5][8]、まれに carbúnculoの語形で呼ばれている[8][注 3]。この carbunclo/carbunco という語は、昆虫の「ホタル」も意味する[15]

一説では、この幻獣の別名が「ランタン(角灯)」を意味するファロルfarol)であるというが[14]、これはアルゼンチンのラプラタ周辺の伝承にある命名なので[16]、類似するが個別の幻獣の可能性もある。

文献資料

カーバンクルについての原典となる文献資料は17~19世紀のスペイン語で未訳のものがほとんどであった[17]。しかしボルヘス著『幻獣辞典』 の拡張英訳版(1969年)に「carbuncle」の項が記載されたのが、英語圏にこれを紹介する早期資料となった[4]。これは『幻獣辞典』 の原スペイン語版(1957年)にはなかった項目である[2][17]。邦訳に柳瀬尚紀訳、晶文社、1974年がある[18]

その後も、チリのレナト・カルデナス英語版著『El Libro de la Mitología』(1997/1998年)に解説されるが、未訳である[9][17]

早期例

早くは、スペインの聖職者で探検家[注 2]であったマルティン・デル・バルコ・センテネラスペイン語版は詩文体『アルヘンティーナとラ・プラタ川の征服[注 1](1602年刊)において、カーバンクルについて記述している。

バルコ・センテネラの欄外注によれば、カーバンクル(カルブンクロ)という動物は、グアラニー語anagpitan、意訳して"火のように輝く悪魔"と呼ばれていた[19](後述のアニャンガ・ピタンを参照)。

本文では、そのアナグピタン[仮カナ表記](Anagpitán、訂正綴り:Añagpitán)について[注 4]、その姿を「燃える石炭のごとくに輝きしを頭にいただきし小さき動物」だとしている[22]。バルコ・センテネラはこの生物を求めてパラグアイの川やジャングルを探し回ったが、結局、発見に至ることはなかった、とボルヘスの記載にみえる[4]

このカーバンクルの頭の鏡は、マゼラン海峡でスペインの探検家が目撃したという二つの光と同様ではないかと、別のコンキスタドール、ゴンサーロ・フェルナンデス・デ・オビエド・イ・バルデス英語版が考察しており、さらにカーバンクルの頭の鏡というのは、ドラゴンの中に秘められているといわれる宝石に結びつくのではないかと考察するが、バルデスはおそらく7世紀のセビリャのイシドールス著の『語源(Etymologia)』からこの知識を得たと思われる[3]

18世紀

『Monstruo Prodigioso que apareceu no reino do Chile』(1751刊)の表紙

小動物ではなく、大型動物がチリ王国スペイン語版に現れたという事件の顛末が、1751年の小冊子に出版されている。地元の一団が、光源が動くのを見て追跡、仲間のひとりが、「この光はなんらかのカーバンクル[石]から来ているに違いない。それは世界で最も貴重な石と言われるものだ。その[石]は、夜になると光り、一種のドラゴンの頭に嵌っているという。捕獲はまれで、なぜなら夜ばかりに、輝石の光をたよりに餌を食んでいるからだ。... 音の気配を感じると、その石を覆うための膜で蓋するので、あたり真っ暗になってしまう..」と説明した[23]。村の長老たちが、この暴獣(Bruto)と呼ぶ怪物に対し、落とし穴の罠で対抗しようと決意している[24]

この暴獣の解説においては、ラテンアメリカの幻獣カーバンクルと、中世のヴイーヴルフランス語: vouivre、≃ワイバーン)の頭にカーバンクル宝石が埋まっているという伝承との関連性が指摘されている[27]

僧侶フェイホー英語版が『世相批判』(Teatro crítico universal、1726–1739年)で、頭にカーバンクル石を頂く生き物がいるという流言にたいして意見を述べている。まず、その石がダイヤモンドの十倍の価値があるというならば、それは「アストロ・エレメンタル」と呼ばれる神秘な石だとすべきではないか、と揶揄している。じっさいには、ペルシア王なり中国皇帝なりの御物の宝石が、生き物からはぎ取ったものだなどと吹聴されていたほら話を、東方に旅したヨーロッパ人が聞きかじって土産話にしたのだろうが、所詮ただの(採掘された)ルビーに過ぎない、と断じている[28]。さらにはフェイホーはルイ・モレリ英語版『歴史大辞典』の「ドロミュー英語版」村の項を引用し、それによれば1680年にフランスで空飛ぶドラゴンが討たれ、額にカーバンクルがあったとされるが[29]、これも作り話に過ぎないとした。ただ、この「ドロミューの竜」の絵と称して、猫のような頭をした竜の絵が製作されていたため、それが発祥となり、猫の姿の生き物が額にカーバンクルをもつという噂話が出回ったのではないかと考えた。フェイホーもそんな噂を幾たびか耳にしていた[28]

概要

センテネラ『ラ・アルヘンティーナ』には「小動物」とあるのみで、ボルヘスの解説でも哺乳類鳥類かわからない、としている[30][注 5]。上述の1751年の刊行物によれば、光物体のようだが、正体は飛ぶドラゴンだろうとされた[31]。邦書にはカーバンクルを竜だとする解説もみられる[32][注 6]。チリの一部では、夜間にホタルのごとく飛んでいるという[8]

この宝石を持つと富と名声が得られるともいわれる[34]。ある1匹が、チリのコキンボ州オバエ/オヴァレ英語版のトゥラウエン(Tulahuén)丘でみつかり、中の黄金や宝石で輝いていたという[7][35]

その動物をみつけて黄金や財宝を剥いだ、という運河労働者の証言もある。本人はさっさと殺して殻から黄金なり宝なりを剥ぎ、他の労働者に狙われないようにしたかったので細かくは覚えていないが、マウスよりは大きいが硬い殻を持っていた、という[注 8][35]

あるいは、宝石のごとくな光は、自然発生する宝のありかをさししめすのだともいわれる[38]。 アルゼンチンのカタマルカ州では、カルブンクロは頭から光を発する幻獣とされるが、カーバンクルの宝石が発光すると信じる者も多かった[14]

チリのタラパカ州では、1リーグ遠くからでも見えるほどの青白い光を、殻のなかから放つ二枚貝のような生き物とされ[注 9]、聴覚が敏感で人間が近づくのを察知し、硬い殻のなかに閉じこもってしまい、岩と見間違えられ[39][40]。異聞では、まるでとうもろこしの穂軸(または軸付きとうもろこし)[注 10]のような胴体に節がついている。これを追跡したという男の談によれば、節のところから青白い光が漏れており、4本以上の足があった[注 11][7][8]

チリの1924–25年の大干ばつ英語版の際には、新月の夜にカルブンクロを見たという報告が出ている。1925年、 コキンボ州の トゥラウエン(Tulahuén)山岳から降ってリオ・グランデ川の方向へ向かうカルブンクロの一家がいたという[8]

チロエの伝承

チリ南部チロエ島および諸島英語版チロエ神話英語版においてもカルブンクロの伝承は伝えられ「金属の守護者」とされている。その外見の描写は様々である。一説では、南半球の冬至(逆転するので6月頃)のおだやかな夜に、 光り輝く小型犬のような姿で現れる。あるいは単なる光にすぎなく、緑のかった赤い(ホタルに似た)光体だとも言われる。または発光する二枚貝のような生き物だともいう[6][41]。異説では、猫に似ているが、あごひげの部分の下に、さらに輝く毛房がついている[注 12]。運よくその輝くあごひげを入手した者は、貧困から解放されるのだ、と伝わる[5]。色とりどりにいわれるのは、その守護する金属の色を発色するからだ、とも説明されている[9]

伝承によれば、特別な段取りを踏まないとカルブンクロの財宝は入手できない。まず、紐やベルトなど(なんらかの私物[9][注 13])をカルブンクロめがけて放り投げると、それを挟みつかんで消えてしまう。財宝目当ての者は、その日は辛抱し、翌朝の夜明け前まで待って探索を再開し、何かが埋まった場所から、投げた私物の端っこが地面に現れてないか見つけようとする。ヒントとしては、カラファテ(calafate、学名:Berberis microphylla)という実のなる灌木の根元にみつかることが多いという[注 14][6]。宝探しの者は、もういちど待ち、真夜中を見計らって、これも決まった手順で掘り出さねばならない。まず、黒猫をもった未亡人を連れてくる。そして1 ヴァラ英語版(スペインのヤード)の深さまで掘ったとき、黒猫を穴に放り込む、すると猫は消えるが、そのうち未亡人の手の元に再出現する。次にまた1ヤード掘り下げたら、また黒猫を放る、を繰り返す。この儀式を怠ると、掘る者は穴から出る有毒ガスによって死ぬ。また、けっして怖気づいてはならず、もし怖れをみせると宝がただの石ころに変わってしまう[6][41]

ブラジルの伝承

ブラジルリオグランデ・ド・スル州にみられるカルブンクロ(carbúnculo)、すなわち伝説上の「富をもたらすもの」[注 15]たる生き物の伝承は、植民化の地時代ころに成立し、宣教師らを経て広まった。一説によれば、これがグアラニー族の伝承でひろまってテイニアグアポルトガル語版teiniaguá[注 16])となったという考察がある[43][44]。ただし、テイニアグア伝承がキリスト教の影響を受けたとは認めるが、とくにカルブンクロ伝説がかかわったとまでは言明しない解説も見られる[46]

カルブンクロとテイニアグア、そしてアニャンガ・ピタンポルトガル語: Anhangápitã、グアラニー語「赤い悪魔」の音写[注 17])の三つが、所詮は同じ伝説上の小生物の異名だとする考えは、スペインの言語学者ダニエル・グラナダ英語版の持論であったが[47][48]、この同一視に対しては批判も加えられる[49]。またカルブンクロと神話上の火の蛇ボイタタmboitatá)の関連も、グラナダや カルロス・テスシャウエルポルトガル語版が提唱したが、 カマラ・カスクード英語版は、この蛇は黄金伝説系統と無関係だと反論している[49]。あるいは「黄金のトカゲ」(lagarto-de-ouro)という伝承が「黄金の母」マィン・ド・オウロ英語版の伝説群に存在した可能性もあり、それがカルブンクロ伝説に関与したのではないか、とグラナダやテスシャウエルは考えていた[45]

アルジェリアの捕獲談

北アフリカ・アルジェリアオランがスペイン統治にあった時代、1736年8月29日付の書簡に、カーバンクル出現の記述があり、翌年メキシコの某紙に掲載された。それによると、スペイン出身の(郷里はアンダルシア地方のアルダレス英語版)の歩兵[注 18]が、そのカルブンクロ[注 19]を仕留め、額の宝石を得た。当初は、この歩兵を含め複数の従軍者が、駐屯先のサン・グレゴリオ砦(Castillo de San Gregorio)から付近に現れるまばゆい光を、連日、深夜12時ころに目撃していた。その光はクボ・デ・サン・ロケ洞穴[?][注 20]に出現しているようだった。他の者は捕獲しようと考えなかったが、この兵は12時の任務あけに出向かい、その洞窟から出てきた光る動物に遭遇した。それは"イタチ(comadreja)のような小動物で、柔らかくすべすべした濃褐色の毛皮をしており、尾は短めでリスほどにはふさふさしていなかった。前足・後足・胴体はイタチ然であり、頭は細長く、目は大きく美しく、眉間の額の真ん中に、一粒の宝石がヘーゼルナッツのごとくあり、先端が[カットした]ダイアモンドのようだった。[宝石]は、小さな皮膚の蓋というかフードがかぶさっていた"。この蓋を無理やりにもひん剥いて宝石をあらわさないと、その動物が存命中は宝石をおがむことができなかった。餌をとらないのでしかたなく二日後に殺して皮をはぎ、宝石も回収したという[51]

合理的説明

カーバンクル現象を説明するに、実際になんらかの二枚貝が、夜光虫やホタルなどの生物発光を借りて光っているのだろうという推察がある[6]

文学

ブラジルの文豪シモエンス ・ロペス英語版の文学でも、上述のアニャンガ・ピタン、カルブンクロ、テイニアグアという三つ名の精霊を、キャラクター形成のテーマに用いている[48]

ゲーム

アルマジロ似のカーバンクル(AD&D の設定+伝承)[注 21]
―AI生成画像

日本では昭和末期から平成以降、『ファイナルファンタジー』などのゲームキャラクターとしてある程度、知名度が高まっている[34]。ファイナルファンタジーではゲーム版にもよるが"キツネやリスに似た小動物で、緑か青い毛をもち、額の赤い宝石が力の根源だとみなされる[52]。このゲーム上の、カーバンクルのがリス似だという描写が、伝説上のカーバンクルの描写のように日本の書籍で紹介される[34][53]

また、過去にはRPGの『魔導物語』に採用され、他のモンスターキャラとともに『ぷよぷよ』に転用された[17][34]

アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズのモンスターマニュアル『Fiend Folio』(1981年)に設定されるカーバンクル英語版は、額に取り外し可能なルビーが嵌ったアルマジロ似のモンスターとされる(画・Albie Fiore)[54]

注釈

  1. ^ a b 『アルゼンチナ』はあくまで英読み。
  2. ^ a b ボルヘスはセンテネラをコンキスタドールとみなすことは、オヴィエドのことを「別のコンキスタドール」だとしていることでわかる。、
  3. ^ アクセント付きの語形 carbúnculo の用例の多くは、19世紀で見ると医学用語、すなわち炭疽病[11]、それによる赤色の腫れもの[12]。英語の carbuncle もまた、「炭疽病」やその赤色腫瘍の意で使われることがある。アクセント付きの語形が宝石の意として掲載されることもある[13]
  4. ^ 正しくは「アニャグピタン」(Añagpitán)と訂正される[20]
  5. ^ チリの伝説上の光る鳥アリカントも財宝のありかの手がかりになるとされ、カーバンクルやファロルの伝承と重複すると考察される[16]
  6. ^ あるいは爬虫類かという考察も[33]
  7. ^ この"[ウエルタ]は富を得たが、そのかわり科学はこの動物についての光(知識)が乏しくあり続けた"という解説が付けられる。
  8. ^ 捕獲したというのはガスパル・ウエルタ Gaspar Huerta という人物で、ラス・トゥナス(Las Tunas)の町の運河工事に、キレ(Quile、すなわちコキンボ州)で携わっていた。この町は、ラ・セレナ市よりやや南だと Montecino は追加説明している[注 7][36][7]
  9. ^ 二枚貝(bivalvo)という表現は、元の Vicuña 資料では使われていない。以下の引用を参照。
  10. ^ 原文ではスペイン語: chocloだが、英語の corncob つまり実が落ちた穂軸だけのことなのか、穂軸付きとうもろこし corn on the cob かははっきりわかりにくい。
  11. ^ 目撃者は Eulogio Rojas、 1879年の出来事とされる。
  12. ^ Cavada (1914): "de la barba un mechón luminoso",[5] "en la barbilla un mechón luminoso"[8]
  13. ^ Winkler はラッソー "lasso"だとするが[41]、脚色であろう。
  14. ^ カラファテ (神話)スペイン語版に、この木の発祥が語られる。
  15. ^ ポルトガル語: propiciador de riquezas
  16. ^ グアラニー語:teiniaguá,[42]。またはテイウィアグア(teiniaguá[43][44]。さらに teiú-yaguá[45]や、グラナダによる"teyuyaguae[s]" の表記もみられる[45]
  17. ^ Granada はスペイン語でスペイン語: añangápitangaと表記。Meyer は意訳にポルトガル語で「赤い悪魔 Diabo Vermelho」を充てるが、Anhangá は「精霊」とも、グアラニー語 pitanga は "赤"の意という。
  18. ^ 名は Andres de Ribas
  19. ^ スペイン語: carbunclo、文中、ギリシアではピュロポス Pyropos と呼ぶと註される。
  20. ^ Cubo de San Roque、穴や洞のたぐいらしい。
  21. ^ 本画像には、トウモロコシの穂軸に似たという伝承(たぶんこれがアルマジロ似という根拠)と、青白い光が漏れるという伝承が織り込まれている。

脚注

  1. ^ Borges, Jorge Luis; Guerrero, Margarita di Giovanni, Norman Thomas訳 (1969). “Carbuncle”. Book of Imaginary Beings. Dutton. pp. 51–52. https://books.google.com/books?id=KOQSAAAAYAAJ&q=carbuncle 
  2. ^ a b Arellano, Ignacio (2014). “Un pasaje oscuro de Góngora aclarado: el animal tenebroso de la Soledad primera (vv. 64-83)”. Criticón 120–121. https://pdfs.semanticscholar.org/6564/c9b5d7cf03a769357f6d7949cc98ddba544f.pdf. 
  3. ^ a b ホルヘ・ルイス・ボルヘス他「カーバンクル」『幻獣辞典柳瀬尚紀訳、晶文社、1974年、46-47頁。ISBN 978-4-7949-2286-1 
  4. ^ a b c d e f Borges 著 di Giovanni 英訳(1969)[1]、Alelano (2014)にて引用[2]。ボルヘス他・柳瀬訳(2014)[3]
  5. ^ a b c d Cavada, Francisco Javier (1914). “Carbunco o Carbunclo”. Chiloé y los chilotes: estudios de folk-lore y lingüistica de la provincia de Chiloé (república de Chile) accompañados de un vocabulario de chilotismos y precedidos de una Breve reseña histórica del archipiélago .... Revista de folklore chileno 5. Imprenta universitaria. p. 430. https://books.google.com/books?id=zjwD8JeLG3IC&pg=PA430 
  6. ^ a b c d e Quintana Mansilla, Bernardo (1972). “El Carbunco” (Spanish). Chiloé mitológico. http://chiloemitologico.cl/los-mitos-de-chiloe/mitos-terrestres/el-carbunco ; Reprint 1987, pp. 75–76.
  7. ^ a b c d e Vicuña Cifuentes, Julio (1915). “Mitos y Superstiones recogidos de la tradición oral chilena (Conclusion)”. Revista chilena de historia y geografía 15 (19): "XL. El Carbunclo". pp. 404–406. https://books.google.com/books?id=XXR5AAAAMAAJ&pg=PA404.  Quoted from: Silvestre, José (19 February 1904). "Algo de mitología zoológica en Ovalle" El Obrero (of Ovalle).
  8. ^ a b c d e f g h i j k Montecino Aguirre, Sonia (2015). “Carbunclo (Carbunco, Carbúnculo)” (Spanish). Mitos de Chile: Enciclopedia de seres, apariciones y encantos. Catalonia. p. 130. ISBN 978-956-324-375-8  Reprint 2017 (unpaginated)
  9. ^ a b c d Cárdenas, Renato [英語版] (1998). “Carbunclo”. El libro de la mitología: historias, leyendas y creencias mágicas obtenidas de la tradición oral (スペイン語). Punta Arenas: Editorial Atelí. p. 42.
  10. ^ Montecino citing RAE 1992 (Real Academia Española)[8]
  11. ^ e.g. Littré, Emile (1893 )Dictionnaire de médecine: Glossaire Espagnol, s.v. "Carbúnculo"
  12. ^ Nuevos elementos de cirujía y medicina (1846). 1: 212, s.v. "Carbúnculo"
  13. ^ Barcia, Roque (1880) Primer diccionario general etimologico de la lengua espanola s.v. "Carbunclo" 1, 2 and "Carbúnculo"
  14. ^ a b c Cavada, Francisco Javier (1915). “Breve Estudio Lingüístico”. Boletín de la Academia Chilena correspondiente de la Real Academia Española 1: "Carbunclo". p. 400. https://books.google.com/books?id=Y2UMZlYu9FQC&pg=PA400. 
  15. ^ Cavada (1914), p. 307 and Cavada (1915)[14]
  16. ^ a b Vicuña Cifuentes, Julio (1914). “Mitos y supersticiones recogidos de la tradición oral chilena” (スペイン語). Revista chilena de historia y geografía 9 (13): I. El Alicanto, pp. 399–401. https://books.google.com/books?id=DrAyAQAAMAAJ&pg=PA399.  (= Reprint 1915, pp. 1–2).
  17. ^ a b c d e f Escande, Jessy (2023). “Foreign Yet Familiar: J. L. Borges’ Book of Imaginary Beings and Other Cultural Ferrymen in Japanese Fantasy Games”. Games and Culture 18 (1): 8–9. doi:10.1177/15554120211060258. https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/15554120211060258. 
  18. ^ Escande 注7[17]
  19. ^ Meyer (1975) [1961], p. 163: "El Carbunclo es un animal, llmase este animal en lengua Gurarani anagpitan: diablo que reluce como fuego".
  20. ^ Maturo, Graciela (2004). “Humanismo y denuncia en la épica cómica de Martín del Barco Centenera”. In Maturo, Graciela. Relectura de las crónicas coloniales del Cono. Buenos Aires: Facultad de Filosofía y Letras de la Universidad del Salvador. p. 66. ISBN 9789505921027. https://books.google.com/books?id=XdprAAAAMAAJ&q=A%C3%B1agpit%C3%A1n 
  21. ^ de Angelis, Pedro, ed (1910). “La Argentina o la Conquista del Rio de la Plata, Poema Histórico por el Arcediano D. Martin del Barco Centenera”. Coleccion de obras y documentos relativos a la historia antigua y moderna de las provincias del Rio de la Plata. 2 (2 ed.). J. Lajouane & cia. pp. 197–198. https://books.google.com/books?id=Uv81AQAAMAAJ&pg=PA197 
  22. ^

    «Y no lejos de aquí, por propios ojos,
    el carbunclo animal veces he visto.
    Ninguno me lo juzgue por antojos,
    que por cazar alguno anduve listo.
    Mil penas padecí, y mil enojos,
    en seguimiento de él, ¡mas cuán bien quisto
    y rico y venturoso se hallara
    aquel que Anagpitán vivo cazara!

    Un animalejo es, algo pequeño,
    con espejo en la frente reluciente
    como la brasa ignita en recio leño,
    corre y salta veloz y diligente.
    Así como le hirieren echa el ceño
    y entúrbiase el espejo de repente,
    pues para que el carbunclo de algo preste
    en vida el espejuelo sacan de éste.

    ¡Cuán triste se halló, y cuán penoso
    Rui Díaz Melgarejo! Que hallado
    había, a mí me dijo, de uno hermoso;
    perdiolo por habérsele volcado
    una canoa en que iba muy gozoso.
    Yo le vi lamentar su suerte y hado
    diciendo: «si el carbunclo no perdiera,
    con él al Gran Philipo yo sirviera».

    Martín del Barco Centenera、Canto III、La Argentina[21]
  23. ^ Costa (1751), p. 10: "aquella luz devia ser de algum Carbunculo, do qual muitas vezes tinha ouvido contar que era huma pedra a mais preciosa que havia no mundo, e resplandecia de noite, e que esta se achava na cabeça de huma certa especie de Dragões, que rarissimamente se apanhavão, porque só pastavão de noite à luz daquella brilhante pedra, que em si tinhão; e que em sentindo qualquer rumor, cubrião a dita pedra com huma membrana, que para isso tinhão, e sicando tudo escuro.."
  24. ^ Costa (1751), p. 12、Ramos (2005)所引 p. 352.
  25. ^ Ramos, Ana Margarida (2005). Os monstros na literatura de cordel portuguesa do século XVIII (PDF) (Ph.D.) (スペイン語). Universidade de Aveiro. p. I. El Alicanto, pp. 399–401.{{cite thesis}}: CS1メンテナンス: デフォルトと同じref (カテゴリ)
  26. ^ Izzi, Massimo (1996): Diccionario Ilustrado de los Monstruos (ángeles, diablos, ogros, dragones, sirenas y otras criaturas del imaginario), Palma de Mallorca, José J.de Olañeta Editor, p. 94
  27. ^ Ramos (2005), note 357,[25] quoting Izzi (1996) on "basilisco"[?][26]
  28. ^ a b Feijóo, Benito Jerónimo (1781). Theatro critico universal. Revista de folklore chileno 5. 2. Madrid: por Blas Román, Impressor de la Real Academia de Derecho español y Público. pp. 49–50. https://books.google.com/books?id=SCY8nipyK9cC&pg=PA49 
  29. ^ Moréri, Louis [英語版] (1689). “Dolomieu”. Le grand dictionnaire historique (フランス語). Vol. 3. Paris: Chés Denys Thierry. p. 466. Cf. 1732 edition
  30. ^ "no one ever saw it well enough to know whether it was a bird or a mammal, whether is had feathers or fur".[4]
  31. ^ Costa (1751).
  32. ^ 造事務所編著『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本』東ゆみこ監修、PHP研究所〈PHP文庫〉、2007年、180頁。 ISBN 978-4-569-66820-8 
  33. ^ 世界博学倶楽部『幻獣・モンスター』PHP研究所、2012年、65頁。 ISBN 978-4-569-80446-0 
  34. ^ a b c d 村山誠一郎「第15回:カーバンクル」『新説RPG幻想事典 剣と魔法の博物誌 モンスター編』ソフトバンククリエイティブ、2008年。 ISBN 978-4-7973-4643-5 
  35. ^ a b Montecino 所引 Ponce (2001)[8]、すなわち Ponce Castillo, Bartolomé (2001) "Barrenado". 9°Concurso de Historias y Cuentos del Mundo Rural, de FUCOA.
  36. ^ Vicuña (1915) 所引 Silvestre (1904): "pero recuerda que «era más grandecito que un ratón y que tenía concha..»"
  37. ^ Coluccio, Félix [スペイン語版] (1966). “El Caleuche”. Enciclopedia folklórica americana e ibérica (スペイン語). L. Lasserre. p. 31.
  38. ^ Coluccio (1966),[37] のち Montecino 所引 Coluccio (1999)[8]
  39. ^ "この動物は二枚の開閉できる殻(conchas o valvas)でできており、隠された内部が火のように閃く。その光は明るく、1リーグの距離から目視可能である(以下略) este animal como compuesto de dos conchas o valvas, que puede abrir y cerrar, teniendo el brillo o fuego en la parte central oculta, etc."[7]
  40. ^ Montecino 所引 Plath (1973)、Ugalde (1993)[8]
  41. ^ a b c Winkler, Lawrence (2015). Stories of the Southern Sea. First Choice Books. pp. 54. ISBN 978-0-9947663-8-0. https://books.google.com/books?id=PjvJDAAAQBAJ&pg=PA54 
  42. ^ Laytano (1984), p. 254.
  43. ^ a b Meyer, Augusto (1975). Guia do folclore gaúcho (2 ed.). Queluz de Baixo: Editorial Presença. p. 60. https://books.google.com/books?id=BBENAAAAYAAJ&q=carb%C3%BAnculo 
  44. ^ a b Laytano, Dante de (1984). Folclore do Rio Grande do Sul: levantamento dos costumes e tradições gaúchas. Coleção Temas gaúchos 30. Porto Alegre: Escola Superior de Teologia São Lourenço de Brindes. p. 310. ISBN 9788570610133. https://books.google.com/books?id=AcAMAAAAYAAJ&q=Carb%C3%BAnculo 
  45. ^ a b c Meyer (1975), p. 173.
  46. ^ Leal, Ondina Fachel (1989). The Gauchos: Male Culture and Identity in the Pampas. University of California, Berkeley. p. 141. https://books.google.com/books?id=yJJHAQAAMAAJ&q=teiniagu%C3%A1 
  47. ^ Meyer (1975), pp. 29, 173.
  48. ^ a b Zilberman, Regina (2004). “Luzia Silva Cambará -- revendo a tradição do mito”. In Bordini, Maria da Glória; Zilberman, Regina. O tempo e o vento: história, invenção e metamorfose. Porto Alegre: EDIPUCRS. p. 94. ISBN 85-7430-421-2. https://books.google.com/books?id=t0kSUnuB0V0C&pg=PA94 
  49. ^ a b Leite, Ligia Chiappini Moraes (1988). No entretanto dos tempos: literatura e história em João Simões Lopes Neto. Coleção Leituras. São Paulo: Martins Fontes. p. 167. https://books.google.com/books?id=xI0tAAAAYAAJ&q=carb%C3%BAnculo 
  50. ^ León, Nicolás (1903). Gazeta de Mexico Num. 118, Sept. 1737”. Bibliografía mexicana del siglo XVIII. Seccion Primera. Segunda Parte. A.–Z.. Mexico City: Imprenta de Francisco Díaz de León. pp. 724–725. https://books.google.com/books?id=jLtJAQAAMAAJ&pg=PA724 
  51. ^ 『Gazeta de Mexico』誌、118号、1737年9月刊に掲載。León 編(1903)の資料集に復刻[50]
  52. ^ "appears as a small creature, fox- or squirrel-like, with green or blue fur, depending on the game".[17]
  53. ^ 山口敏太郎カーバンクル title=大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科 西東社、2021年、76–77頁。 ISBN 9784791685851https://books.google.com/books?id=oal9mwrTQxUC&pg=PA76 
  54. ^ Turnbull, Don, ed (1981). “Carbuncle”. Fiend_Folio. TSR UK, Ltd.. pp. 17–18, 120. https://anyflip.com/zfqjc/iwfa/basic 

参考文献

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