カトレアステークス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/27 06:38 UTC 版)
カトレアステークス | |
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開催国 | ![]() |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 東京競馬場 |
2025年の情報 | |
距離 | ダート1600m |
格付け | OP |
賞金 | 1着賞金1600万円 |
出走条件 | サラブレッド系2歳(国際)(特指) |
負担重量 | 別定 |
カトレアステークスは日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場のダート1600mで施行する中央競馬のオープン特別競走。競走名のカトレアとは、中南米原産のラン科の洋ランの一種で、40種ほどの原種から多くの改良種が 作られ、ランの女王とも呼ばれている。花色はピンク・赤・黄・白・淡紫など多彩である[1]。
概要
2015年に東京競馬場ダート1600mの2歳500万下(現1勝クラス)の特別競走「カトレア賞」が創設される。なお、「カトレア賞」は1965年から2007年まで主に東京競馬場の3歳条件クラスの特別競走として施行されたほか、阪神競馬場や中京競馬場でも同名の特別競走が行われていた。
2016年よりケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』の対象競走に指定される。
2020年からはオープン特別に昇格するとともに、競走名も「カトレアステークス」に変更され、あわせて国際競走に指定された。
本競走の勝ち馬からは2020年のレモンポップ(フェブラリーステークス・チャンピオンズカップ2回・マイルチャンピオンシップ南部杯2回・さきたま杯)、2023年のアマンテビアンコ(羽田盃)、2024年のナチュラルライズ(羽田盃・東京ダービー)の3頭がダートGIを制している。
負担重量は別定で牡馬56kg、牝馬55kgを基本とし、日本調教馬は収得賞金800万円毎1kg増。海外調教馬は重賞競走1着馬1kg増となっている。
2025年現在の賞金は1着1600万円、2着640万円、3着400万円、4着240万円、5着160万円となっている[2]。
歴史
- 2015年 東京競馬場ダート1600mの2歳500万下特別競走「カトレア賞」が創設。
- 2016年 ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』の対象競走に指定。
- 2019年 出走条件が「2歳500万円以下」から「2歳1勝クラス」に変更。
- 2020年
- 競走名を「カトレアステークス」に変更し、オープン特別に昇格。
- 国際競走に指定。
- 負担重量を別定に変更。
歴代優勝馬
全てダートコースで開催。
施行日 | 競馬場 | 距離 | 条件 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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2015年11月28日 | 東京 | 1600m | 500万下 | ラニ | 牡2 | 1:37.4 | 内田博幸 | 松永幹夫 | 前田葉子 |
2016年11月26日 | モンサンレガーメ | 牡2 | 1:37.8 | 木幡巧也 | 牧光二 | 山下新一 | |||
2017年11月25日 | ルッジェーロ | 牡2 | 1:38.2 | 戸崎圭太 | 鹿戸雄一 | 村木隆 | |||
2018年11月24日 | メイクハッピー | 牝2 | 1:38.3 | C.ルメール | 新開幸一 | 吉田和子 | |||
2019年11月23日 | 1勝クラス | デュードヴァン | 牡2 | 1:36.2 | L.デットーリ | 加藤征弘 | (株)スリーエイチレーシング | ||
2020年11月28日 | オープン | レモンポップ | 牡2 | 1:36.4 | 戸崎圭太 | 田中博康 | ゴドルフィン | ||
2021年11月27日 | コンシリエーレ | 牡2 | 1:38.0 | C.ルメール | 稲垣幸雄 | 吉田和美 | |||
2022年11月26日 | コンティノアール | 牡2 | 1:36.6 | D.レーン | 矢作芳人 | ライオンレースホース(株) | |||
2023年11月25日 | アマンテビアンコ | 牡2 | 1:37.5 | C.ルメール | 宮田敬介 | (有)シルクレーシング | |||
2024年11月23日 | ナチュラルライズ | 牡2 | 1:36.4 | 横山武史 | 伊藤圭三 | 吉岡寛行 |
脚注・出典
- ^ “2024年度第5回東京競馬特別レース名解説”. 2025年9月18日閲覧。
- ^ “2025年第5回東京競馬番組”. 2025年9月18日閲覧。
各競走の出典
- カトレアステークスのページへのリンク