カッティングレタス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:40 UTC 版)
カッティングレタス (L. s. var. crispa) は、別名カキヂシャ(搔きぢしゃ)ともよばれる。分類上はリーフレタスの中に含まれるが、中国に7世紀頃に導入され、日本にも同じ頃から奈良時代にかけて導入された。日本では導入がもっとも古いレタス(チシャ)である。生長するに従い、下葉をかき(収穫)ながら食用とし、このためにカキヂシャ(掻き萵苣)と呼ばれる。日本でも食用としてきたが多くの場合は生食せず、茹でておひたし、味噌和えなどにして消費してきた。山口県西部(旧長州藩)では、カキヂシャとほぐした焼き魚または煮干しなどを酢味噌で和えた郷土料理「ちしゃなます」(「ちしゃもみ」とも)が有名である。戦後は消費量が大幅に減ったが、近年[いつ?]、日本でも韓国のように焼肉をサンチュ(朝鮮語: 상추、カキヂシャの一種、チマ・サンチェとも)に包んで食べる方法が普及したために、再び流通が増えてきている。 サンチュ - 別名チマサンチュ(韓国語で味噌を包むの意)ともよばれる。葉は茎から1枚ずつとって使われ、ほろ苦さがある。朝鮮料理や焼き肉によく添えられる。
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