オーパスⅠ【オーパスⅠ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10586号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | デンドロビウム | |
登録品種の名称及びその読み | オーパスⅠ よみ:オーパスⅠ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 9月 5日 | |
品種登録者の名称 | 能塚美鶴 | |
品種登録者の住所 | 福岡県小郡市西福堂514番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 能塚美鶴 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「エマホワイト」に「ソンライ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが黄白の地色に紫ピンクのぼかし、ラテラル・セパルが黄白の地色に明赤味紫のぼかし、ペタルが黄白の地色に明赤味紫のぼかし、リップは黄白の地色に明赤味紫のぼかしが入る小型種である。 草型の大きさは小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは20~35㎝、長径は11~20㎜である。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はほぼ平、長さは121~150㎜、幅は41~50㎜、表面の色は緑、葉数は4~6枚である。優先着花部位はⅠ型、花序は総状、1花茎の花数は6~10、太さは2.1~3.0㎜、長さは351~550㎜である。花の咲き方は反転・平咲き、横径及び縦径は61~80㎜、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形及び先端の形はⅡ型である。花色はドーサル・セパルは地色が黄白(JHS カラーチャート2501)で紫ピンク(同8903)のぼかしが入る、ラテラル・セパルは地色が黄白(同2501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、ペタルは地色が黄白(同2501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、リップは地色が黄白(同2501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初夏である。 「エマホワイト」と比較して、リップ単純型の正面の形がⅡ型であること、セパルの模様がぼかしであること、リップのぼかしが明赤味紫であること等で、「エノビ キャンディー ヴィーナス」と比較して、リップ先端の形がⅡ型であること、リップの地色が黄白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に育成者の温室(福岡県小郡市)において、「エマホワイト」に「ソンライ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお、出願時の名称は「フラッシュピンク・オーパスⅠ」であった。 |
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