オーディオ機器のイコライザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 21:42 UTC 版)
「イコライザー (音響機器)」の記事における「オーディオ機器のイコライザー」の解説
音声を好みの周波数特性で再生するために広く使用されている。Hi-Fiオーディオでは、ルームアコースティックまで含めたフラットな周波数特性を実現する用途で用いられる事が多いが、これはフラットな周波数特性を好むからであって、一般的な機器における使用法と本質的な違いはない。 バスブーストやトレブルブーストと呼ばれる機能も広い意味でのイコライザーの範疇であり、それぞれ低域と高域のなだらかなシェルビング型である。これらは、割り当てられている帯域の音量を上げて、イヤホンやスピーカーなど最終的な出力装置の都合による低域や高域の不足を解消し、音質を好みに近づける効果がある。増強(ブースト)だけでなく低減させたり、さらにそれらを多段階・無段階に調整できるものはトーンコントロールと呼ばれることも多い。ゼネラルオーディオにおいては、いくつかのプリセットされた周波数特性を切り替える事のみが可能で、自由な調整はできないようになっているものも多い。 パソコンなどで使われる再生ソフト(主にiTunesなど)にも、イコライザーの機能を搭載したものがある。 なお、ゼネラルオーディオにおいて、イコライザーやEQと表現される機能などで、リバーブなどの空間系エフェクトを切り替えられるものがあるが、これは本来のイコライザーの定義からは外れるものである。
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