オルセン姉妹のダブルキャスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:31 UTC 版)
「フルハウス (1987年のテレビドラマ)」の記事における「オルセン姉妹のダブルキャスト」の解説
クーガン法(カリフォルニア州法)により、幼児の労働時間、撮影時間(1カットで照明をあててもいい時間)が厳しく制限されているため、ミシェルの役はアシュレー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンによるダブルキャストであった。『奥さまは魔女』や『大草原の小さな家』等でも同じような方法が使われていたが、ハリウッドでは撮影時間を稼ぐ目的で双子を起用することが多く、オルセン姉妹はその代表例であった。 第1シーズンではオープニングにオルセン姉妹のクレジットはなかった。これについて監督のジェフ・フランクリンは米国版DVDのインタビューの中で「当初、赤ん坊だった2人をミシェル役として継続して同番組に出演させる予定がなかったが、次第に2人の存在がドラマの上で大きな存在であることに気づいたため、第2シーズン以降レギュラー・キャストにした」と説明している。このため、オープニング上にクレジットが表示されない第1シーズンでもDVDのパッケージにはオルセン姉妹の表記がなされている。 姉妹のクレジットは以下のようになっていた。 Mary Kate Olsen and Ashley Fuller Olsen as Michelle(第1シーズンのエンディング) Mary Kate Ashley Olsen(第2 - 7シーズン) Mary-Kate and Ashley Olsen as Michelle(第8シーズン) なお、最終シーズンではオルセン姉妹のクレジットは「and」を付け加えて他の出演者よりも最後に表示される、いわゆる「スター俳優」のクレジットを与えられていた。 オルセン姉妹が幼児だった時は泣くことが多く撮影が困難になることも多く、ジョン・ステイモス曰く、一時期オルセン姉妹を外して別の双子で撮影を試みたという。しかし、キャストやスタッフの思惑通りにならなかったためオルセン姉妹に戻したことが明かされている。シリーズが進むにつれてメアリー=ケイトとアシュレーの顔の特徴に違いが表れたため、プロデューサーがアシュレーとメアリー=ケイトのどちらかの降板を提案したが、ステイモスが大反対したため、結局終了までダブルキャストを通した。 オルセン姉妹は作中で何度か共演しており、第1シーズンではジェシーの夢の中で出てくる2人のミシェルとして、第4シーズンでは又従姉妹(パメラとジェシーの従兄弟の子)のメリーナとして、第5シーズンでは良いミシェルと悪いミシェルとして、第8シーズンではもう一人のミシェル(記憶)として二人そろって登場している。
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