オブジェクト・モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 09:44 UTC 版)
「データモデル」の記事における「オブジェクト・モデル」の解説
コンピュータ科学におけるオブジェクト・モデル(object model)は、プログラムがその世界のある特定な部分を試しそして操作できるオブジェクトあるいはクラスの集合である。言い換えるなら、ある種のサービスまたはシステムへのオブジェクト指向インタフェースである。そのようなインタフェースは、表現されたサービスまたはシステムのオブジェクト・モデルであると言える。たとえば、Document Object Modelは、ページを調べて動的変化をプログラムするスクリプトを使う、ウェブブラウザにおけるページ表現の集合である。Microsoft Excelを他のプログラムからコントロールするための、Microsoft Excelオブジェクト・モデルが存在するし、また、ASCOM(AStronomy Common Object Model)Telescope Driver は、天体望遠鏡をコントロールするための1つのオブジェクト・モデルである。 コンピューティングにおける用語オブジェクト・モデルは、プログラミング言語技術、表記法、または 方法論を使うある特定なコンピュータにおけるオブジェクトの一般的特性とは別の2番目の意味をもつ。例は: Javaオブジェクト・モデル、 Component Object Model、あるいは、 オブジェクトモデル化技法(OMT)。このようなオブジェクト・モデルは通常、 クラス、メッセージ、継承、多態性、 情報隠蔽のような概念を使って定義される。プログラミング言語の形式意味論 のサブセットとして形式化されたオブジェクト・モデルに関する膨大な文献が存在する。
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