オセロとリバーシの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:32 UTC 版)
「オセロ (ボードゲーム)」の記事における「オセロとリバーシの違い」の解説
オセロとリバーシの違い(再掲)ゲーム名最初期の文献(出典)開発年・開発者・発売元石の色盤面の形状初期配置複数石挟み着手不能時着手回数制限リバーシ(19世紀)Reversi and Go Bang(1890年) 1883年(ロンドン)ルイス・ウォーターマンジャック・アンド・サン 黒白 黒赤 赤白 8×8の正方形 オリジナル 全部裏返す パス 32手 リバーシ(20世紀)世界遊戯法大全(1907年) 1900年頃不明多数 黒白 黒赤 赤白 8×8の正方形 クロス パラレル オリジナル 全部裏返す パス 無制限 オセロオセロの打ち方(1974年) 1970年頃(東京)長谷川五郎ツクダ 黒白 8×8の正方形 クロス 全部裏返す パス 無制限 リバーシの初期配置(再掲) a b c d e f g h 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 a b c d e f g h クロス(黒番) a b c d e f g h 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 a b c d e f g h パラレル(黒番) a b c d e f g h 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 a b c d e f g h オリジナル(黒番) リバーシ(Reversi、レヴァルシー、源平碁)は、オセロ発売以前からあるほぼ同様のゲームである。リバーシは、19世紀と20世紀でわずかに異なる(細かい変遷については、歴史の節を参照)。 20世紀のリバーシは、石の色について黒白、黒赤、赤白という3パターンの配色があり、初期配置についてクロス、パラレル、オリジナルという3種類のローカルルールが存在した。オセロは、このうち、石の色に黒白、初期配置にクロスを採用したものと同一である。黒白の石、クロス配置はともに1907年以前の文献に掲載されており、オセロが初出ではない。 なお、「リバーシは盤面の大きさが自由であった」「リバーシはパスができなかった」などとされることがあるが、誤りである。実際には、1890年刊行の最初期の解説書の時点から「盤面は8×8の正方形」「打てる箇所がない場合はパス」というルールが定められており、この点は現在のオセロと同一である。
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