オキコガネ

品種登録データベース

オキコガネ【ｵｷｺｶﾞﾈ】（食用作物）

	登録番号	第14675号
	登録年月日	2007年 1月 22日
	農林水産植物の種類	かんしょ
	登録品種の名称及びその読み	オキコガネ 　よみ：ｵｷｺｶﾞﾈ
	品種登録の有効期限	25 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
	品種登録者の住所	茨城県つくば市観音台三丁目１番地１
登録品種の育成をした者の氏名	山川理、久木村久、日高操、小巻克巳、吉永優、吉田智彦、田淵尚一、熊谷亨、中澤芳則、甲斐由美、梅村芳樹、宮崎司、片山健二、境哲文
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「ベニワセ」に「サツマヒカリ」を交配して育成されたものであり、草型はやや匍匐、葉は単欠刻浅裂、いもの皮色は褐、肉色が淡黄白の食用及び加工向きの品種である。草型はやや匍匐、草勢は中、巻つる性は無、草高は中、茎色は微、節色、茎の太さ、茎長、分枝数及び節間長は中、茎の毛茸は微、頂葉色の最優性色は紫褐、副次的色は無、葉色（最優性色）は緑、葉形は単欠刻浅裂、葉の大小は中、葉脈色は少、蜜腺色はやや多である。藷梗の長さ及び強さは中、いもの形状は短紡錘形、大小はやや大、皮色の基本色は褐、補助色は無、濃淡は中、分布は均一、肉色は淡黄白、条溝は微、皮脈は無、外観はやや上、萌芽伸長の遅速及び萌芽の多少は中、アール当たり上いも重は多、カロチンの多少は無である。「サツマヒカリ」と比較して、葉形が単欠刻浅裂であること等で、「コガネセンガン」と比較して、頂葉色の最優性色が紫褐であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和59年に農林水産省九州農業試験場（現独立行政法人農業・食品産業総合技術研究機構、鹿児島県指宿市）において、「ベニワセ」に「サツマヒカリ」を交配し、その後、同場（宮崎県都城市）において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。