エルガー
イギリスの作曲家。ウースター近郊ブロードヒースに生まれ、10歳より作曲を始める。正式な音楽教育を受けないまま15歳で弁護士事務所で働き始め、16歳でフリーの音楽家として独立。
1885年に聖ジョージ教会オルガニストに就任。また73年以降はヴァイオリニストとしても活動していた。演奏、指導や指揮活動と並行して作曲も続けた。89年に結婚、90年にはロンドンに移り、〈愛の挨拶〉などの小品を作曲。しかし成功することはなく、91年にロンドンを去る。
90年代には地方の合唱祭や音楽祭のために作品を書き続け、97年のヴィクトリア女王即位60周年記念のために〈イギリス行進曲〉を作曲、これにより初めてロンドンで成功した。99年には管弦楽のための〈創作主題による変奏曲「謎」(エニグマ)〉が初演され、エルガーは全国的に有名になり、1900年にはケンブリッジ大学から名誉博士号を与えられた。01年には〈行進曲「威風堂々」〉を作曲し、その第1番のトリオの旋律はエドワード7世のための〈戴冠式オード〉に再び使われて世界的に知られるようになった。
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