エキノコックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 04:02 UTC 版)
キツネ、特にキタキツネは近代以降にアリューシャン列島の養殖ギンギツネを経由して北海道へ拡大した寄生虫のエキノコックスの終宿主となることがある。(北海道のキタキツネと野ネズミの間で感染が維持されるエキノコックス症は多包条虫によるものであり、世界的に家畜(牛・羊など)とイヌなどの間で感染がみられる単包条虫とは別種である。)キツネの糞便とともに排泄されたエキノコックス虫卵が人間に摂取されると、幼虫が寄生しエキノコックス症を引き起こす。早期に発見すれば治療可能だが、発見の遅れや手術の難しい部位への寄生など、最悪の場合死に至る可能性もある。 1999年頃より、駆虫薬を野生のキタキツネに摂取させることで感染率の低下を図る活動が行われている。
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