ウマの蹄とは? わかりやすく解説

ウマの蹄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 05:10 UTC 版)

「蹄」の記事における「ウマの蹄」の解説

蹄底が楔形入り込んでいるところを「蹄支」(ていし, Bar)といいその屈折部を「蹄支角」(ていしかく, Seat of corn)という。「蹄壁」(ていへき, Wall)は「蹄尖」(ていせん, Toe)、「蹄側」(ていそく, Quarter)、「蹄踵」(ていしょう, Heel)の三部区分している。蹄壁の平均的な厚さは成馬の蹄では前面の蹄尖部で約10ミリメートルともっとも厚く、蹄側、蹄踵の厚さ比率前肢の蹄で4 : 3 : 2、後肢で3 : 2.5 : 2である。高さは、前肢で3 : 2 : 1、後肢で2 : 1.5 : 1で、蹄尖から蹄踵に向かってしだいに低くなっている。硬さは、蹄尖でもっとも硬く、蹄側で中間、蹄踵でやや柔らかくしなやかな感じがする。蹄壁の下縁地面接するところが、「蹄負面」(ていふめん)である。蹄冠の後ろにある左右二個の球状隆起を「蹄球」(ていきゅう, Bulb)といい、楔形角質部を「蹄叉」(ていさ, Frog)、蹄叉の中央の溝を「蹄叉中溝」(ていさちゅうこう, Central sulcus, Median furrow)、蹄叉と蹄支との間の深い溝を「蹄叉側溝」(ていさそっこう, Collateral sulcus, Lateral furrow)という。蹄の下面で、蹄叉の両面占めるやや凹んだところが「蹄底」(ていてい, Sole)である。蹄底はお椀ひっくり返したようにいくら凹んでいる。そのため、平らで固い道路を歩くときにパカパカという音が出る。蹄を裏返して蹄底を見てみると、蹄の外べりから8~10ミリメートル程度内側入ったところ(ここまでを蹄負面という)で、蹄底の周囲一周する2ミリメートル程度黄白色の線がみえる。これが無知覚部と知覚部とを結合している「白線」(はくせん, White line)である。この部分より内側に釘を打ち込んだりすると強い痛みをともなう。

※この「ウマの蹄」の解説は、「蹄」の解説の一部です。
「ウマの蹄」を含む「蹄」の記事については、「蹄」の概要を参照ください。

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