ウォンカバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 00:48 UTC 版)
「チャーリーとチョコレート工場」の記事における「ウォンカバー」の解説
劇中に登場したチョコレート「ウォンカバー」(ウォンカチョコレート)は実在する商品である。この映画の製作に全面協力したネスレがイギリス版、アメリカ版、オーストラリア版を販売しており、それぞれの国によって包装が違う。 ネスレは以前から原作者のダールよりウォンカバーの商標を独占貸与され、1998年頃からアメリカで「ウォンカバー」を販売している。映画の公開にあたり、ネスレは総額500万ポンドのタイアップ・キャンペーンを実施している。同時に映画のパッケージを模したデザインの「ウォンカ・チョコレートバー」を発売した。それぞれスティック型と板チョコ型の2種類が作られ、特にオーストラリア版の板チョコ型は190グラムと大きく、映画の中でオーガスタスやチャーリーが手にしたウォンカバーを彷佛とさせる大きさになっている。単なる板チョコではなく、チョコクランチが練りこまれ、またキャラメルソースのフレーバーが挟み込まれている。かつてのチョコの形はウォンカが着けているシルクハットを象っていたが、最近は板チョコが膨れ上がったような形となっている。なお、劇中のウォンカバーは普通の板チョコである。 2008年1月、日本ではネスレがウォンカ ゴールデンチケットキャンペーンを実施。劇中と同様に5つのチョコレートにだけゴールデンチケットを封入してウォンカバーを販売した。当選者(2008年版)にはウォンカの特大キューブリックがプレゼントされる。2009年にはプレゼントはウンパ・ルンパの縮小版人形になった。当選者数はキャンペーン用ウェブサイトにて随時告知され、市場に残っているゴールデンチケットの数がリアルタイムで判るようになっている。毎年冬、キデイランドやヴィレッジ・ヴァンガード、プラザ他、輸入食材を扱う専門店、雑貨店などで輸入販売される。2013年には青のパッケージのパチパチと弾けるキャンディーが練りこまれた新作フレーバー「ミステリアス・スピットスパット」が発売され、ケースにはバイオレット・ボーレガードがデザインされている。2015年にはピンクのパッケージのストロベリー味の新作フレーバー「ウォンカ 15(ウォンカ いちご)」が発売され、オーガスタス・グループがデザインされている。2019年8月をもって販売を終了。
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