ウェンディ&エムリー・リーヴズ・コレクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 21:27 UTC 版)
「ダラス美術館」の記事における「ウェンディ&エムリー・リーヴズ・コレクション」の解説
1985年、ウェンディ・リーヴズから亡き夫で元出版者のエムリー・リーヴズを記念して寄贈した作品群をウェンディ&エムリー・リーヴズ・コレクションと呼んでいる。作品が元々展示されていた約1,400 m²の夫妻のフランスの別荘ラ・パーザの再現に収蔵されている。1927年、ラ・パーザはファッション・デザイナーのココ・シャネルにより建てられ、当時の家具の一部が再現家屋に残されている。エムリー・リーヴズが集めていたポール・セザンヌ、オノレ・ドーミエ、エドガー・ドガ、ポール・ゴーギャン、エドゥアール・マネ、クロード・モネ、カミーユ・ピカソ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、フィンセント・ファン・ゴッホなど印象派、ポスト印象派、モダニズム初期をけん引する芸術家による絵画、彫刻などは約1,400作品におよぶ。オーギュスト・ロダンの傑作彫刻コレクションには鋳造品、「The Sirens」第1版とも言える珍しい大理石、フェネイル家の「The poet and contemplative life」、オリジナルのワックスの作品などがある。他の装飾美術の幅広いコレクションには中国の輸出陶磁器、ヨーロッパの家具、東洋およびヨーロッパのカーペット、鉄、銅、銀細工、ヨーロッパのガラス細工、希少な書籍などがある。ラ・パーザを頻繁に訪れていたイギリスの政治家ウィンストン・チャーチルとリーヴズの友情の証なども収蔵されている。
※この「ウェンディ&エムリー・リーヴズ・コレクション」の解説は、「ダラス美術館」の解説の一部です。
「ウェンディ&エムリー・リーヴズ・コレクション」を含む「ダラス美術館」の記事については、「ダラス美術館」の概要を参照ください。
- ウェンディ&エムリー・リーヴズ・コレクションのページへのリンク