ウィリアム・L・ローレンスとは? わかりやすく解説

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ウィリアム・L・ローレンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 17:06 UTC 版)

ウィリアム・レナード・ローレンス
William Leonard Laurence
生誕 1888年3月7日[1]
ロシア帝国(現: リトアニアサランタイリトアニア語版[1]
死没 (1977-03-19) 1977年3月19日(89歳没)[1]
スペイン マヨルカ島[1]
死因 脳血栓の合併症[1]
市民権 ロシア帝国 アメリカ合衆国[1]
出身校 ハーバード大学ハーバード・ロー・スクールボストン大学[1]
職業 ジャーナリスト
活動期間 1926年-1964年[1]
受賞 ピューリッツァー賞2回[1]1937年1946年
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ウィリアム・レナード・ローレンス英語: William Leonard Laurence1888年3月7日 - 1977年3月18日)は、アメリカ合衆国科学ジャーナリストである。

経歴

ロシア帝国支配下のリトアニアサランタイリトアニア語版生まれ[1]1905年渡米し、ハーバード大学ハーバード・ロー・スクールボストン大学で学んだ[1]1913年アメリカ合衆国帰化第一次世界大戦アメリカ陸軍通信部隊英語版に配属された[1]1919年フランスブザンソンフランシュ=コンテ大学フランス語版に留学[1]1926年ジャーナリストになり、1930年ニューヨーク・タイムズ』に移籍した[1]

1945年4月、アメリカ合衆国陸軍省と契約し、マンハッタン計画の公式歴史家を兼務[2]。同年7月16日、ジャーナリストとしてただひとり、人類初の核実験トリニティ実験」の見学を許可され、実験場のあるニューメキシコ州では残留放射能がほとんどない、との記事を書いた[1][2]8月9日長崎市への原子爆弾投下に同行し上空から取材した[1]原子爆弾開発の経緯や科学者らの成果について、9月26日から10月9日まで10回にわたって連載し、翌1946年2回目のピュリッツァー賞を受賞した[2]

著作

  • Dawn Over Zero: The story of the atomic bomb. New York: Knopf, 1946.
    • 崎川範行訳『0の暁 原子爆弾の発明・製造・決戦の記録』創元社 1950年、創元文庫 1951年、角川文庫 1955年
  • We are not Helpless: How we can defend ourselves against atomic weapons. New York, 1950.
  • The Hell Bomb. New York: Knopf, 1951.
  • Men and Atoms: The discovery, the uses, and the future of atomic energy. New York: Simon and Schuster, 1959.
    • 中村浩訳「原子力をつくった人たち」『少年少女世界ノンフィクション全集12』あかね書房 1961年

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p William Laurence, Ex‐Science Writer For The Times, Dies” (英語). ニューヨーク・タイムズ (1977年3月19日). 2018年8月8日閲覧。
  2. ^ a b c 繁沢敦子『歪められた原爆報道 : 占領期における連合国側記者の活動を中心に』(レポート)2009年3月https://hiroshima-cu.repo.nii.ac.jp/records/16902024年4月1日閲覧。"『被爆地広島の復興過程における新聞人と報道に関する調査研究』掲載論文"。 

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