インターロックの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 08:04 UTC 版)
「インターロック (安全技術)」の記事における「インターロックの例」の解説
自動車エンジン始動連結装置「アルコール・インターロック」。飲酒運転防止のため、呼気からアルコールが検知されるとエンジンを始動できない。 開扉発車防止装置「アクセルインターロック」。主にバス車両に搭載される。扉を閉じなければアクセルペダルを踏み込めない。 鉄道鉄道車両 - 左右全ての扉が閉じていなければ発車できない。 連動装置 クリーンルーム(パスボックスなど) - 汚染空気がクリーン側に流れ込むのを防ぐため、左右どちらかの扉が閉じていなければ逆側の扉は開かない。 エレベーター - 各階全ての扉が全て閉じていなければかごが移動しない。 ボイラー - 燃料・水位が低い時には燃焼を始めない。 圧縮機 - 潤滑油液面・圧力・吸入口弁・冷却水圧力が決められた値に達していない場合は起動しない。 ポンプ - ポンプ破損防止のため、決められた吐出圧力になると停止する。液が入っていない状態では起動しない。 断路器 - 遮断器とインターロックをとる場合がある(アークの危険性があり、電流が流れていないときでなければ断路器を開閉できないため)。 放射線治療装置 - 寝台や照射装置の位置や角度、遮蔽扉の閉扉、コンソールキーの解除など、数十以上の条件が揃わなければ放射線が照射されない。極めて安全側に寄った装置であるが、ほぼ影響を与えないわずか異変でもインターロックが作動するため、誤検知や測定誤差による偽陽性も多い。
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