インターレース解除手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 02:01 UTC 版)
「インターレース解除」の記事における「インターレース解除手法」の解説
インターレース解除は1つまたは複数のフィールドをバッファリングしそれを1つのフレームに再結合する必要がある。理屈上はあるフィールドと、次のフィールドを結合すればそれで1フレームが完成するという単純なものであるが、オリジナルで連続したフィールドとして記録された信号では、フィールド間の短時間に対象物が動いているため、結合したときのフィールド間の小さな差がフィールドのズレ(コーミング)として現れる。 インターレース解除には様々な手法があるがそれぞれに問題点やアーティファクト(映像上の欠陥)がある。 インターレース解除は3つに分類される。1つめはフィールド結合と呼ばれ、奇数と偶数のフィールドを合成して出力するものである。2つめはフィールド拡張と呼ばれ、奇数、偶数どちらかのフィールドを拡張して1つのフレームを作るものである。3つめは前述した2つを組み合わせたもので動き補償や他の多くの名称を有する。 現在のインターレース解除システムは複数のフィールドをバッファリングし、エッジ検出などの技術を利用してフィールド間の動きを検出している。これによりオリジナル・フレームから失われたライン(フィールド)を補間し、コーミングを低減させている。
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