石川酒30号【イシカワサケ30ゴウ】(食用作物)
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登録番号 | 第5188号 |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 石川酒30号 よみ:イシカワサケ30ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 石川県 | |
品種登録者の住所 | 石川県金沢市広坂2丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本範裕 中村啓二 橋本良一 荒川和夫 松村洋一 黒田晃 中谷治夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「五百万石」に「華吹雪」を交配して育成された固定品種であり,育成地(石川県金沢市)における成熟期は早生の晩,玄米の大きさが大きく,心白の多い酒造原料用品種である。 草型は穂重型,稈長はやや長,稈の細太はやや太,剛柔は中,止葉の直立の程度はやや垂,葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度はやや密,穂型は紡錘状である。穎色は黄白,ふ先色は黄白ー黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形は中,大小及び精玄米千粒重は大,心白の多少は多,心白の大小はやや大である。出穂期及び成熟期は早生の晩,障害型及び出穂遅延型耐冷性は中,穂発芽性は難,耐倒伏性は中,収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性はやや弱である。 「五百万石」と比較して,芒が無いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型が+であること等で,「北陸12号」と比較して,稈長が短いこと,穂型が紡錘状であること,芒が無いこと,心白の大小が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,石川県農業総合試験場(金沢市)において,昭和61年に「五百万石」に「華吹雪」を交配し,初期世代は集団養成,平成元年雑種第5代以降,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。4年から生産力検定試験,特性検定試験等の試験を行い,その特性を確認して育成を完了したものである。5年は雑種第9代である。 |
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